現在、神戸大学では教育・研究とならぶ第三の使命として地域・社会との連携協力にも力を注いでいます。附属図書館では、収集した貴重な資料を地域のみなさまにもご覧いただきたいと考え、平成16年からささやかながら資料展示活動をはじめました。
ここでは、これまで開催いたしました資料展をご紹介いたします。
令和5(2023)年度 資料展
「1933 ― 社会科学系図書館誕生90周年 ―」
2023(令和5)年度は、前身の神戸商業大学が葺合から六甲台へ移転し、現在の社会科学系図書館本館が竣工した 1933(昭和8)年から数えて、90周年の節目を迎えました。この節目の年を記念し、当時の図書館や大学内外の姿を、所蔵資料を通じて様々な側面からご紹介しました。
令和4(2022)年度 資料展
「古典籍でみる 鎖国下の漂流」
令和4年度の資料展では、海難事故を乗り越え帰国した漂流者の事例と記録のいくつかを、当館の海運海事史関係資料コレクションである「住田文庫」を中心にご紹介しました。新型コロナウイルス感染症の影響により、3年ぶりの会場開催となりました。
前期:2022年10月14日(金)~11月10日(木)
後期:2022年11月16日(水)~12月20日(火)
資料展チラシ [PDF: 1.2MB]
展示品目録 [PDF: 1MB]
参考URL
住田文庫
令和3(2021)年度 デジタル資料展
「村上家文書の世界 ~近世×神戸×農村~」
デジタル資料展「村上家文書の世界」はこちらからご覧ください。
令和2(2020)年度 デジタル資料展
「古典籍さまざま~近世の出版物より~」
デジタル資料展「古典籍さまざま」はこちらからご覧ください。
令和元(2019)年度 資料展
「阪神・淡路大震災25年 あのときとこれから」
発生から25年の節目に、震災の風化を防ぎ、次の大災害への備えや対策を考える機会にしたいという思いから「あのときとこれから」をテーマに、当時の被害状況や震災の経験と教訓をご紹介しました。
平成30(2018)年度 資料展
「古典籍さまざま ~近世の出版物より~」
平成30年度の資料展では、江戸期の出版物に焦点をあて、特に科学・技術と文学・戯作の分野におけるその様子を、本館所蔵の古典籍を中心に紹介しました。あわせて同時代の西洋の図書も展示し、和洋の対比もご覧いただきました。
開催期間:
2018年10月12日(金)~12月18日(火)
資料展チラシ [PDF: 866KB]
展示品目録 [PDF: 881KB]
学内巡回展:
人文科学図書館(1月11日~2月3日)
海事科学分館(2月8日~3月27日)
総合・国際文化学図書館(4月5日~26日)
平成29(2017)年度 資料展
「近代神戸の航路をたどる ~開港150年を迎えて~」
2017年1月1日、神戸港が開港150年を迎えました。そのため、平成29年度資料展は「近代神戸の航路をたどる ~開港150年を迎えて~」と題して、「神戸開港文書」や「住田文庫」をはじめとした当館の所蔵資料を通じ、開港以降に神戸がたどってきた歴史について紹介しました。
平成28(2016)年度 資料展
「モダン神戸の光と影 ~『新聞記事文庫データベース』より~」
平成28年度資料展は「モダン神戸の光と影」と題し、本学経済経営研究所の代表的な取り組みである「新聞記事文庫」とその電子化事業である「デジタル版新聞記事文庫」をテーマとして、主に大正期の神戸の人々の暮らしについて取り上げました。
平成27(2015)年度 資料展
「村上家文書の世界 ~近世×神戸×農村~」
当館を代表する郷土文書である「摂津国八部郡花熊村村上家文書」(「村上家文書」)を用いて、神戸港開港以前の近世神戸の姿をご紹介しました。
平成26(2014)年度 資料展
「つたえる・つながる ~阪神・淡路大震災20年~」
発生から20年を迎え、震災を経験していない世代が多くなった今、改めて当時の被害や様子を広く「つたえる」と共に、未来へと、人々へと「つながる」ために、今も懸命に行われている様々な取り組みをご紹介しました。
第1期 開催期間:
2014年10月17日(金)~11月16日(日)
第2期 開催期間:
2014年12月24日(水)~2015年1月29日(木)
資料展チラシ [PDF: 1.5MB]
展示品目録 第1期 [PDF: 586KB]
展示品目録 第2期 [PDF: 596KB]
平成25(2013)年度 パネル展
「神戸近代点描」
昨年度と一昨年度の資料展の展示の中から、明治期を中心に、現在の神戸のまちを形づくる起源となった事柄をピックアップし、大判パネル10枚に構成し展示しました。
平成24(2012)年度 資料展
「開学のころ ~110 Years Ago~」
本学の創立起点となる神戸高等商業学校(神戸高商)が設置された、1902(明治35)年頃に焦点をあて、当時の神戸高商や神戸の街の様子、文学や出版といった文化的な側面、また社会や世相など、110年前の時代の姿を、所蔵資料を用いてご紹介しました。
第1期 開催期間:
2012年10月19日(金)~12月18日(火)
巡回展 開催期間:
2013年1月18日(金)~2月7日(木)
平成23(2011)年度 資料展
「神戸ことはじめ -外国人のいた風景-」
開港から昭和初期にいたる神戸に関する資料を、当館を代表する資料コレクション「神戸開港文書」や「新聞記事文庫」、その他所蔵資料から展示しました。特に当時神戸にやって来て活躍した外国人に焦点を当て、彼らの足跡や担い培ったものを通し、神戸の黎明・発展期における特色の一端を紹介しました。
第1期 開催期間:
2011年10月21日(金)~12月20日(火)
巡回展 開催期間:
2012年1月20日(金)~2月9日(木)
平成22(2010)年度 資料展
「『住田文庫』にみる開国と文明開化」
当館を代表する貴重コレクションである「住田文庫」の資料の中から、「開国と文明開化」をテーマに開催しました。幕末・明治初期の浮世絵版画や地図、書物において、外国人の姿や習俗、西洋の事情、そして文明開化の様子がいかに表されたかを紹介しました。
第1期 開催期間:
2010年10月22日(金)~12月21日(火)
巡回展 開催期間:
2011年1月21日(金)~2月10日(木)
資料展チラシ [PDF: 995KB]
展示品目録 [PDF: 522KB]
参考URL
住田文庫
平成21(2009)年度 資料展
「資料が語る 阪神・淡路大震災の記憶と現在(いま)」【合同資料展】
平成7年1月17日の阪神・淡路大震災から15年という節目を迎えるにあたり、震災直後から、被害・救援・復興などに関するさまざまな資料を収集し、広く一般に公開するという取り組みを続けてきた「震災文庫」の資料を中心とした展示を行いました。
本展示会は、「震災文庫」と同様の取り組みを行っている「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」との共催による合同資料展で、同センターの会場でも同時開催しました。
また、展示会にあわせて、講演会を11月に人と防災未来センターを会場として開催しました。
平成20(2008)年度 常設展
「神戸から新天地へ -ブラジル移民の100年-」
明治41年4月28日、神戸港からブラジルへ向かう移民が乗った笠戸丸が出帆しました。
そこから神戸の移民歴史がはじまります。これがちょうど今から100年前のことです。
平成19(2007)年度 常設展
第1期
「近代神戸の源流を訪ねて -開港と居留地-」
神戸開港140年にあたり、特に開港・居留地及び築港関係の資料を展示しました。
第2期
「近代神戸の源流を訪ねて -鈴木商店とマッチ産業の盛衰-」
第1回常設展に引き続いて、神戸発祥の総合商社として数奇な運命をたどった鈴木商店と明治期の神戸に勃興したマッチ産業を取り上げ、これらについての資料を展示しました。
平成18(2006)年度 展示会
「東アジアのなかの日本 -古地図と文献に見る交流の風景-」
神戸大学東アジアWeek2006の共催事業として 、「東アジアのなかの日本」をテーマに展示会を開催いたしました。東アジア地域の古地図を中心に、17世紀~19世紀にかけての日本と東アジア諸国との交流の風景を古文書や文献でたどります。
平成17(2005)年度 展示会
「近代神戸の足跡 -神戸大学附属図書館所蔵資料から-」
開港から昭和前期にいたる神戸の近代資料、特に開港・居留地関係、港湾・海運関係、産業関係の代表的資料を展示いたしました。さらに戦前期では他に例をみないコレクションである「新聞記事文庫」資料もまじえて、神戸という特色ある街の近代史の一端を見ていただけるようにいたしました。
平成16(2004)年度 展示会
「資料でたどる阪神・淡路大震災の記録と記憶」
本展示会では、4万点近い震災文庫の資料の中から、特徴的な資料約100点を展示いたしました。 また、記念講演会では、震災文庫にまつわる講演を行いました。