ハーバード大学ライシャワー日本研究所とデジタルアーカイブの連携に関する覚書を締結しました


 2018年10月1日、神戸大学附属図書館は、ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所と、「神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ震災文庫と日本災害DIGITALアーカイブの連携・協力に関する神戸大学附属図書館とハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所との協力についての覚書」を締結しました。

 神戸大学附属図書館は、阪神・淡路大震災の被災地にある大学の責務として、1995年10月より「震災文庫」を公開し、関連資料の収集・保存・提供を行っています。所蔵資料のさらなる活用のため、1998年10月から目録のインターネット公開を開始し、現在では「神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ震災文庫」として、写真約24,000枚、一枚もの資料約3,200枚、図書約490冊など多岐にわたる資料を公開しています。

 このたびの連携により、「神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ震災文庫」で提供する資料の情報が、東北大学災害科学国際研究所公開の震災アーカイブ「みちのく震録伝」を介し、ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー研究所公開の震災アーカイブポータルサイト「日本災害DIGITALアーカイブ」上で横断検索可能になる予定です。これまで「震災文庫」の運営や東北大学との連携に共に携わってきた神戸大学震災復興支援・災害科学研究推進室と附属図書館は、本サービスの実現に向けて取り組みを進めていきます。当文庫で電子化公開する資料が、より多くの方から発見され、災害復興や地震研究・防災対策のためにより一層活用されることを願います。

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ震災文庫
ハーバード大学「日本災害DIGITALアーカイブ(JDA)」
東北大学「みちのく震録伝」

*当事業は、人文情報の文理融合研究と地域学創出プロジェクト(神戸大学先端融合研究環)の支援を得ています