オンラインフォーラム『ILL/DDサービス2.0へ向けて』(令和4年度国立大学図書館協会近畿地区協会助成事業)


申込受付は終了しました。たくさんのお申込みをありがとうございました。

1月27日(金)にZoomウェビナーにて大学図書館職員等を対象としたオンラインフォーラムを開催します。
詳細は以下をご覧ください。

令和4年度国立大学図書館協会近畿地区事業フライヤー

開催要項

開催趣旨

新型コロナウイルス禍のような予測困難な事態への対応や地理的・物理的制約にとらわれない知のアクセス向上、持続的な研究活動の促進等に資する目的で本邦では著作権法が改正され「図書館等公衆送信サービス」が始まろうとしています。著作権保護期間内の著作物を電子媒体で提供できるようになったことは大きな変革ですが、制度上の課題はまだ多く、どれだけ現場が対応できるかは分かりません。
大学図書館には、より多くの情報をより早く提供することが求められます。しかしながら、著作権や人的リソース、財源等の関係で既存の枠組みでできることには限界がある一方で、民間のDDSや料金の発生しないコミュニティベースのILLを組み合わせることでサービス向上や省力化・省コスト化を達成している事例が国内外にあり、図書館の既存サービスに捉われず多様な選択肢に目を向ける必要性が示唆されています。
本フォーラムでは、外部のドキュメントデリバリーサービスを始めとしたいくつかのソリューションを提供会社より紹介していただき、ニーズに合わせ最適なサービスを提供できるよう視野を広げる機会とし、また、今後目指すべき文献提供体制をテーマにした話題提供とディスカッションを通して、各機関が今後の方針を考える一助となれば幸いです。

概要

主催:国立大学図書館協会近畿地区協会(主担当:神戸大学附属図書館)
対象:〇国立大学図書館協会近畿地区協会に加盟する図書館の職員
   〇ILL、ドキュメントデリバリーサービスに関心のある大学教職員
日時:2023年1月27日(金) 14:00-16:00(13:45開室)
会場:オンライン(Zoomウェビナー)  

申込について

募集定員:1,000名(先着順)
参加費 :無料
申込方法:本ページ下部の申込フォームよりお申込みください。
申込期限:1月24日(火)17:00

本件についてのお問い合わせ先

神戸大学附属図書館(地区協会助成事業担当WG)
電子メール:kobelib-event1[at]lib.kobe-u.ac.jp ([at]を@に変えてください。)

プログラム(予定)

13:45 Zoomウェビナー開室
14:00 開会挨拶

<第1部:講演会>

14:05-14:20 趣旨説明
 スピーカー:佐藤知生(神戸大学附属図書館)
 概要:戦略的な文献提供体制の意義、「図書館公衆送信サービス」のブリーフィング、アンケート結果の共有等

14:20-15:05 図書館を強化する学術ソリューション
 ・「Rapid ILLについて」(Ex Libris社)
 ・「Reprints Desk(+Article Galaxy)、Article Galaxy Scholarについて」(ユサコ株式会社)
 ・「ARROWを使ったフルサービスドキュメントデリバリー」(株式会社サンメディア)

<第2部:パネルディスカッション>

15:05-15:20 話題提供「次期ILLシステムの検討議論について」
 スピーカー:佐々木智穂 (東北大学附属図書館/これから委員会作業部会委員)

15:20-15:30 事例報告(ライトニングトーク)
 ・「学生を対象としたILL費用支援の取り組み」〈野村明日香(滋賀大学附属図書館)〉
 ・「学内eDDS・前払いPPVの事例報告」〈荒木のりこ(大阪大学附属図書館)〉

15:30-15:55 パネルディスカッション
15:55 閉会挨拶

事前アンケート

可能な範囲で結構ですので事前アンケートにご回答をお願いします(所要時間:5分程度)。アンケートの集計結果は、当日の内容でも取り上げさせていただく予定です。
【事前アンケート】フォーラム「ILL/DDサービス2.0へ向けて」