平成29年度国立大学図書館協会近畿地区事業『文献入手スキルアップセミナー:文献入手のプロとして学術情報流通の今とこれからを知る』


当日の資料および事前に行ったアンケート調査の結果をこちらのページに掲載いたしました。よろしければご覧くださいませ。

平成29年度国立大学図書館協会近畿地区事業フライヤー
12月8日(金)に神戸大学梅田インテリジェントラボラトリを会場として、
大学等の図書館職員を対象としたセミナーを開催します。
詳細は以下をご覧ください。

開催要項

開催趣旨

電子ジャーナルの普及・オープンアクセスの増加などを背景に、学術情報の流通・入手の方法やスピードは大きく変化しています。そのような中で、各機関の図書館職員も、利用者への文献提供についてさまざまな実践を行っていますが、機関の枠を越えた事例共有はあまり為されておらず、そのようなコミュニティも無いのが現状です。
今回、ILL・参考調査など、利用者への文献提供を担当している図書館職員が集まり、文献入手までのさまざまなルートを学び、現場レベルでの問題と対応策について情報交換することで、各機関の文献提供・調査能力の底上げを図る機会としたいと考えています。

概要

主催:国立大学図書館協会近畿地区協会(主担当:神戸大学附属図書館)
対象:大学等の図書館職員で、ILLや参考調査など利用者への文献提供を担当している職員(主に近畿地区)
日時:平成29年12月8日(金) 13:30-17:00(13:00開場)
場所:神戸大学 梅田インテリジェントラボラトリ[梅田ゲートタワー8F]
 ※各公共交通機関からのアクセス方法は、神戸大学経営学研究科のWebサイトをご覧ください。
  

申込について

定員に達しましたため、申込期限前ではございますが募集を締切ました。
募集定員:50名(先着順)
参加費 :無料
申込方法:本ページ下部の申込フォームよりお申込みください。
申込期限:11月17日(金)

本件についてのお問い合わせ先

神戸大学附属図書館  担当:有馬
電子メール:libr-seminar[at]office.kobe-u.ac.jp ([at]を@に変えてください。)
TEL:078-803-5313
〒657-8501 
神戸市灘区鶴甲1-2-1 神戸大学 総合・国際文化学図書館内

プログラム(予定)

13:00 受付開始
13:30 開会挨拶

13:35-13:55 総論-ILLによる文献提供の変化
 講師:藤江雄太郎(神戸大学附属図書館)
 概要:近畿地区の大学図書館に対して行ったアンケートや、NACSIS-ILLのログをもとに、日本の大学図書館におけるILL業務がどのように変化しているのか、どのような傾向にあるのかを紹介する。また、文献入手ルートの全体像を簡単に示すことで、このあとに続く2つの講演内容がILL業務にどのようにつながるものなのかを示す。

13:55-14:35 電子ジャーナルとILL
 講師:西脇亜由子 (明治大学図書館/JUSTICE作業部会委員)
 概要:学術雑誌の電子ジャーナル(EJ)化を背景として、ILL担当者が文献入手を効果的に行うには、EJの特徴や販売手段をある程度把握しておくこと、そしてEJのILL利用上の注意点を理解しておくことが必要不可欠となってきている。その基礎的な知識とともに、ILLに関連する近年の電子ジャーナル契約の国内外の事例等も紹介する。

14:35-15:05 オープンアクセス・論文共有時代の文献提供
 講師:大園隼彦(岡山大学附属図書館)
 概要:利用者からの入手依頼文献がオープンアクセスで公開されているというケースは多い。ILL担当者が文献探索する際に役立つと思われるオープンアクセスの基本的な知識について情報提供を行う。また最近のオープンアクセス周辺の動向を紹介し、ILLへの影響について考える機会を提供したい。

15:05-15:20 休憩
15:20-16:55 質疑応答 / 講師および参加者間の情報交換
16:55 閉会挨拶