現場で使える美術著作権ガイド
甲野正道著 ; 全国美術館会議編
美術出版社, 2019
担当教員からのコメント:
博物館の資料の展示、図録への掲載など、実は知らないと困る著作権法について解説。改訂新版。
集客力を高める博物館展示論
青木豊著
雄山閣, 2013
担当教員からのコメント:
昨今の博物館では、集客効果を上げるのが命題化されている。本質的に展示を改善し、市民の集まる場とするための方法を探る。
展示の政治学
川口幸也編
水声社, 2009
担当教員からのコメント:
展示、すなわち見せる・見ることには相互の意図、意味が関わってきます。博物館、美術館、博覧会などの現場から展示の背景を読み解きます。
美術館・博物館の展示 : 理論から実践まで
デビッド・ディーン著 ; 山地秀俊, 山地有喜子訳
丸善, 2004
担当教員からのコメント:
観衆が満足する展示とは。展示計画、デザイン、収集品の保管、テキストの作成など、理論から実務までを解説。
展示論 : 博物館の展示をつくる
日本展示学会編
雄山閣, 2010
担当教員からのコメント:
関係者が総力を挙げ、展示のプロセス、要素、情報メディア、活用の方法までを詳しくまとめています。
地域博物館への提言 : 討論・地域文化と博物館
日本展示学会展示学講座実行委員会編
ギョウセイ, 2001
担当教員からのコメント:
地域振興と博物館の活用とは。地域博物館での企画、計画推進、建築、展示を検証し、提言を行う。
学芸員のための展示照明ハンドブック : 博物館と美術館の照明に役立つポイント
藤原工著
講談社, 2014
担当教員からのコメント:
博物館の展示照明の基本事項、鑑賞者と展示物との関係性ほか、展示照明について幅広い内容をまとめています。
博物館展示と地域社会 : 民俗文化史からのまなざし
西海賢二著
岩田書院, 2014
担当教員からのコメント:
歴史民俗系を主とした地域と博物館の役割。住民の自分史を地域史・文化へと広げ、博物館展示に展開させる循環型の活動を考える。『生活再現の応用展示学的研究』は琵琶湖博の実践編。
ミュージアムと記憶 : 知識の集積/展示の構造学
スーザン・A・クレイン編著
担当教員からのコメント:
記憶と歴史が集積する場としての博物館について、見学者・学芸員、あるいは自然史から美術館まで幅広く横断して論じる。
ミュージアムと負の記憶 : 戦争・公害・疾病・災害 : 人類の負の記憶をどう展示するか
竹沢尚一郎編著
東信堂, 2015
担当教員からのコメント:
博物館で戦争や公害等、負の記憶が展示されている。博物館自体が積極的に負の記憶の意味を問い直し、来館者と共に展示のあり方を示すのは可能か。
歴史展示のメッセージ : 歴博国際シンポジウム「歴史展示を考える-民族・戦争・教育-」
人間文化研究機構国立歴史民俗博物館編 ; 小島道裕 [ほか] 著
アム・プロモーション, 2004
担当教員からのコメント:
歴史展示で資料を教育にどう活用するか。民族と戦争という課題を軸に展開した、国際シンポジウムの記録。
鎌倉からはじまった。 : 「神奈川県立近代美術館鎌倉」の65年 = It began in Kamakura : the 65 years of the Museum of Modern Art, Kamakura
神奈川県立近代美術館編
Echelle‐1, 2016
担当教員からのコメント:
日本で初めて登場した近代美術館、神奈川県立近代美術館鎌倉の65年間の展覧会を記録にまとめ、解説。
パブリックアートの現在 : 屋外彫刻からアートプロジェクトまで
柳澤有吾著
かもがわ出版, 2017
担当教員からのコメント:
パブリックアートが私たちに問いかけているものは何か。具体的な作品例から意図を考察する。
私の展覧会クロニクル : 1978→2009
平野公憲著
論創社, 2012
担当教員からのコメント:
著者が関わって来た数多くの展覧会を基礎に、展覧会が開催に至るまでの過程を丹念に報告しています。
21世紀の科学館像 : 展示・運営に関する提言
馬渕浩一著
ミュージアム出版, 1998
担当教員からのコメント:
科学館の使命、展示を概観し、これからの時代、科学館の展示と活性化をどう果たすべきかを論じています。
リレー企画「小さな展示館」
『文化遺産の世界』編集部, 2018
担当教員からのコメント:
Webで復刊した「文化遺産の世界」。全国各地の小さな博物館を取り上げ、展示や体験等の活動を紹介する連載を冊子化。
ミュージアムの憂鬱 : 揺れる展示とコレクション
川口幸也編 ; 川口幸也 [ほか] 執筆
水声社, 2020
担当教員からのコメント:
ミュージアム展示をめぐる問題や成果を、様々な時代と場所から検証し、これから可能性を問うています。
ユニバーサル・ミュージアム : さわる!”触”の大博覧会
国立民族学博物館編集
小さ子社, 2021
担当教員からのコメント:
コロナ禍は非接触社会の限界を示しました。ユニバーサル・ミュージアムを単なる障害者対応に留めない、展示の実践。
表現をめぐる知的財産権について考える本 : 障害とアートの相談室
たんぽぽの家編著
たんぽぽの家, 2021
担当教員からのコメント:
障害のある人と表現することを通して、社会とつながる仕組みづくりに取り組むなかで学んできた、知的財産権にまつわる事柄をまとめる。
制作へ : 上妻世海初期論考集
上妻世海著
オーバーキャストエクリ編集部, 2018
担当教員からのコメント:
芸術や美術をめぐる制作、表象の方法。実践しながら人類学・哲学的に思考する論集。
舞妓モダン : Maiko beauty : 画家たちが描いた京都の美しい舞妓たち
京都文化博物館企画・編集
青幻舎, 2020
担当教員からのコメント:
日本近代、京都祇園など舞妓、花街が広がっていく中で、描かれ再生産された舞妓のイメージを絵画から追究。
官展にみる近代美術 : 東京・ソウル・台北・長春
ラワンチャイクン寿子 [ほか] 編
福岡アジア美術館, 2014
担当教員からのコメント:
官展を切り口に、20世紀前半の東アジアの近代美術について展望する。展覧会図録。
帝国の祭典 : 博覧会と「人間の展示」
小原真史著
水声社, 2022
担当教員からのコメント:
商品展示に留まらず、植民地主義を背景に異民族の人間の展示へと進んでいった万博の背景を問う。
展覧会の政治学と「ブラック・アート」言説 : 1980年代英国「ブラック・アート」運動の研究
萩原弘子著
すずさわ書店, 2022
担当教員からのコメント:
1980年代の美術運動を対象とした分析に基づき、展覧会の政治学を提起する。
No museum, no life? : これからの美術館事典 : 国立美術館コレクションによる展覧会
東京国立近代美術館編集
国立美術館, 2015
担当教員からのコメント:
美術が無い人間生活はあり得ない。美術品をさまざまな切り口で捉えなおし、文化への扉を示す。