博物館情報・メディア論
日本教育メディア学会編
ぎょうせい, 2013
担当教員からのコメント:
博物館でも情報発信やメディアの活用が求められている。基礎理論から応用までを網羅的に紹介する教科書。
歴史情報学の教科書 : 歴史のデータが世界をひらく
後藤真, 橋本雄太編
文学通信, 2019
担当教員からのコメント:
歴史データをどう活用するかに注目が集まっています。人文学に必要なこれからの情報基盤のいくつもの作り方を具体的に案内します。
文化の「肖像」 : ネットワーク型ミュージオロジーの試み
吉田憲司著
岩波書店, 2013
担当教員からのコメント:
人びとが相互交流を重ねて新たな文化と社会を構築する、知を形成する装置としての博物館の可能性を提示。
変貌するミュージアムコミュニケーション : 来館者と展示空間をめぐるメディア論的想像力
光岡寿郎著
せりか書房, 2017
担当教員からのコメント:
博物館を社会教育施設ではなく、多様なコミュニケーションを媒介する空間として描き直す。
ミュージアムの情報資源と目録・カタログ
水嶋英治, 田窪直規編著
樹村房, 2017
担当教員からのコメント:
情報社会における博物館の取り組みを俯瞰。目録や活動の記録化について論じています。
入門デジタルアーカイブ : まなぶ・つくる・つかう
柳与志夫責任編集
勉誠出版, 2017
担当教員からのコメント:
デジタルアーカイブを構築する現場でありがちな問題、作業手順などを解説する、実践の手引き。類書に『デジタルアーカイブ―基点・手法・課題(文化とまちづくり叢書)』
デジタル・アーカイブとは何か : 理論と実践
岡本真, 柳与志夫責任編集
勉誠出版, 2015
担当教員からのコメント:
デジタル・アーカイブはどこへ向かうのか。豊富な実例から、実践、可能性や課題を幅広く紹介。類書に『デジタル・アーカイブの最前線 : 知識・文化・感性を消滅させないために』、『デジタルアーカイブ : 記憶と記録を紡ぐ』
アーカイブズ情報の共有化に向けて
国文学研究資料館アーカイブズ研究系編
岩田書院, 2010
担当教員からのコメント:
私たちはどうすれば博物館等がアーカイブした資料を使えるのか。情報を共有するための方法等を議論、考察。
世界のアーキビスト : 各国アーカイブズ団体の活動
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会総務委員会編
岩田書院, 2008
担当教員からのコメント:
国際文書館評議会の交流レセプションで発表された、世界11カ国によるアーカイブ団体の現状、課題、及び取組み。
Rear : 芸術批評誌リア
リア制作室, 2003
担当教員からのコメント:
文化芸術関係のアーカイブについて、利用者や作成者など、様々な立場から課題を提示し、可能性を入門的に考察。
古きをのこし・つたえる新しき技 : 記録保存からデジタルアーカイブへ
元興寺文化財研究所編集
元興寺文化財研究所, 2008
担当教員からのコメント:
文化遺産の記録作成、特に埋蔵文化財の情報のデジタルアーカイブについて、実状と活用を解説しています。
文化財アーカイブの現場 : 前夜と現在、そのゆくえ
福森大二郎著
勉誠出版, 2010
担当教員からのコメント:
文化財アーカイブの具体例を示しながら、アーカイブの現状や議論をわかりやすく示します。
地域文化とデジタルアーカイブ
岐阜女子大学デジタルアーカイブ研究所編
樹村房, 2017
担当教員からのコメント:
地域の文化財をデジタルアーカイブする方法、データ保管、利用の仕方について、実践例に基づいて解説。
博物館・文書館・大学の資料修復
敦賀短期大学地域交流センター編
敦賀短期大学地域交流センター, 2005
担当教員からのコメント:
敦賀短大講座の記録。文化財の修復について、博物館、文書館、大学それぞれの立場から考えます。
MLA連携の現状・課題・将来
水谷長志編著
勉誠出版, 2010
担当教員からのコメント:
MLA連携の現状を具体例から掘り起し、それぞれが扱う資料の特性や、組織の枠を超えた連携の方向性を考察。なお図書館のあり方については 『理想の図書館とは何か : 知の公共性をめぐって』が詳しい。
多文化社会の社会教育 : 公民館・図書館・博物館がつくる「安心の居場所」
渡辺幸倫編著 ; 川村千鶴子 [ほか] 著
明石書店, 2019
担当教員からのコメント:
多文化化が進む日本において、社会教育施設は「居場所」として、教育、支援、社会的包摂などさまざま機能が期待されています。
つながる図書館 : コミュニティの核をめざす試み
猪谷千香著
筑摩書房, 2014
担当教員からのコメント:
図書館、博物館などは人びとをつなげる地域の核となれる。MLAKの可能性を指し示します。類書に日本の社会教育シリーズの『地域づくりと社会教育的価値の創造』63集など。
サブジェクト・ライブラリアン : 海の向こうアメリカの学術図書館の仕事
田中あずさ著
笠間書院, 2017
担当教員からのコメント:
本・情報と人を結ぶ専門司書の仕事から資料調査のあり方が見えてきます。MLAKの根幹は資料とその情報をいかに扱うかにあり、その意味で情報学を知るのも大切です。『図書館情報学概論』、『情報リテラシーのための図書館』もあわせて読みたい本。
日本の文化施設を歩く : 官民協働のまちづくり
松本茂章著
水曜社, 2015
担当教員からのコメント:
全国のアート施設、博物館、歴史的建造物などを訪ね歩き、文化がどうまちづくりに活かされているかを紹介。
つながる図書館・博物館・文書館 : デジタル化時代の知の基盤づくりへ
石川徹也, 根本彰, 吉見俊哉編
東京大学出版会, 2011
担当教員からのコメント:
資料を扱うという面で、博物館(M)と図書館(L)、文書館(A)は似通った機能と役割を持つ。デジタル化時代のMLA連携の提言。
図書館・博物館・文書館の連携
日本図書館情報学会研究委員会編
勉誠出版, 2010
担当教員からのコメント:
シリーズ図書館情報学のフロンティア第10巻。国際的に進展している博物館・図書館・文書館(MLA)の連携。その制度、技術、運用と、今後への展望を示す。
ネット文化資源の読み方・作り方 : 図書館・自治体・研究者必携ガイド
岡田一祐著
文学通信, 2019
担当教員からのコメント:
ネット上にさまざまな情報があふれる現在。データの作成、利用の基本を丁寧にガイドします。
課題解決のための専門図書館ガイドブック
専門図書館協議会私立図書館小委員会編
読書工房, 2020
担当教員からのコメント:
専門分野に特化した図書等資料を収集する専門図書館を、分野別に紹介。
社史・アーカイブ総研の挑戦 : 組織の歴史承継を考える
小谷允志 [ほか] 著
出版文化社, 2019
担当教員からのコメント:
会社、組織の歴史をまとめる社史。日本の長い社史編さんを振り返り、課題を考えます。
取材から見えてきた「今、問われる公文書」
長井勉著
丸善プラネット, 2019
担当教員からのコメント:
地域の資料を豊富に残す公文書館。公文書館が抱える管理上の問題を、各地の取材を通して浮き彫りにします。
公文書をアーカイブする : 事実は記録されている
小川千代子, 菅真城, 大西愛編著
大阪大学出版会, 2019
担当教員からのコメント:
国や市町村の文書保存の仕組みをわかりやすく紹介し、身近な記録類を整理・利用する方法を示します。
博物館とコレクション管理 : ポスト・コロナ時代の資料の保管と活用
金山喜昭編
雄山閣, 2022
担当教員からのコメント:
博物館での収集、収蔵管理、活用、処分など、コレクション管理のあり方を考察します。
ミュージアムの情報資源と目録・カタログ
水嶋英治, 田窪直規編著
樹村房, 2017
担当教員からのコメント:
博物館の目録は、資料の内容や来歴など様々な情報を記録する。目録の重要性を論じる。
Web
欧米における図書館、文書館、博物館の連携 : Cultural Heritage Sectorとしての図書館
菅野育子
担当教員からのコメント:
欧米で進められている“Cultural Heritage Sector”を紹介。MLA所蔵の文化遺産を電子化し、一つの情報空間とするための連携の取り組み。