人間の発達と博物館学の課題 : 新時代の博物館経営と教育を考える
鷹野光行, 青木豊, 並木美砂子編
同成社, 2015
担当教員からのコメント:
いま博物館にできることは何か。博物館と教育の関わりを軸に、研究の現状から未来を展望する論文集。
観光資源としての博物館
中村浩, 青木豊編著
芙蓉書房出版, 2016
担当教員からのコメント:
博物館を観光資源として活用する流れが強まっているなか、広く社会資源としてどう捉えるべきかを考えます。
博物館と観光 : 社会資源としての博物館論
青木豊 [ほか] 編著
雄山閣, 2018
担当教員からのコメント:
観光に重点がおかれつつある博物館では何をして何を変えずに利用者に資するべきかを問いかけます。
ミュージアム・マーケティング
フィリップ・コトラー, ニール・コトラー著 ; 井関利明, 石田和晴訳
第一法規, 2006
担当教員からのコメント:
アメリカの諸事例から、博物館の戦略づくり、マーケティングの原理や概要を体系的に示します。
博物館の理念と運営 : 利用者主体の博物館学
布谷知夫著
雄山閣, 2005
担当教員からのコメント:
利用者の視点を持った博物館をどう作っていくか。琵琶湖博物館の実際の取り組みから考察しています。
博物館学 : フランスの文化と戦略
西野嘉章著
東京大学出版会, 1995
担当教員からのコメント:
フランスの過去10年余の動向から、ルーブルの改造計画、文化事業推進などを検討。日本の博物館の方向性を考えさせる本。
博物館の設計と管理運営
T・アンブローズ著 ; 水嶋英治訳
東京堂出版, 1997
担当教員からのコメント:
新しく博物館を始める時に。計画、マネージメント、コレクション管理、利用者に分けて示す、スタートアップ・ガイド。
博物館と地方再生 : 市民・自治体・企業・地域との連携
金山喜昭著
同成社, 2017
担当教員からのコメント:
指定管理者制度を博物館でどう活かすか。地域コミュニティと連携した博物館運営の方向を指し示します。
公立博物館をNPOに任せたら : 市民・自治体・地域の連携
金山喜昭著
同成社, 2012
担当教員からのコメント:
公立博物館は、指定管理者制度の導入で様々な団体が運営に携わっている。千葉県野田市のNPOによる運営事例。
ミュージアムが都市を再生する : 経営と評価の実践
上山信一, 稲葉郁子著
担当教員からのコメント:
美術館や博物館など文化施設の価値を、経済的側面から評価。類書に『地域文化経済論 : ミュージアム化される地域』
ミュゼオロジーの展開 : 経営論・資料論
金子伸二, 杉浦幸子編 ; 金子伸二 [ほか] 著
武蔵野美術大学出版局, 2016
担当教員からのコメント:
博物館をいかに機能させてるか。博物館経営と資料に関する問題を、具体例をもとに幅広く論じています。
モバイルミュージアム行動する博物館 : 21世紀の文化経済論
西野嘉章著
平凡社, 2012
担当教員からのコメント:
博物館をどう運営し、資料を活用するか。東京大学総合研究博物館の取り組みから、資料を学外に持ち出すモバイルミュージアムの理論と実践を伝える。
施策としての博物館の実践的評価 : 琵琶湖博物館の経済的・文化的・社会的効果の研究
村山皓編
雄山閣, 2001
担当教員からのコメント:
博物館の活動が地域社会にどれだけ効果を与えているのか。琵琶湖博物館で評価手法を検討した実践例。
入門ミュージアムの評価と改善 : 行政評価や来館者調査を戦略的に活かす
村井良子編著 ; 上山信一 [ほか] 著 ; 東京都江戸東京博物館「博物館における評価と改善スキルアップ講座」実行委員会共編
ミュゼ, 2002
担当教員からのコメント:
博物館経営で重視される評価。博物館活動が地域社会に与える効果を知り、改善に活かす方法を示す。
指定管理者は今どうなっているのか
中川幾郎, 松本茂章編著
水曜社, 2007
担当教員からのコメント:
指定管理者制度の制定後の事例を検証し、そのメリットを主に示します。類書に『岐路に立つ指定管理者制度 : 変容するパートナーシップ』
指定管理者制度 : 文化的公共性を支えるのは誰か
小林真理編著
時事通信出版局, 2006
担当教員からのコメント:
指定管理者制度の問題点は何か。文化の公共性をどう維持していけるかを論じています。
指定管理者制度で何が変わるのか
文化政策提言ネットワーク編
水曜社, 2004
担当教員からのコメント:
指定管理者制度とは何か。制度を解説し、そのメリットから文化施設の先行きを示唆します。
私たち図書館やってます! : 指定管理者制度の波を越えて : 学校・公共使える実践マニュアル付!!
本と人とをつなぐ「そらまめの会」編著
南方新社, 2011
担当教員からのコメント:
指定管理者制度で厳しい運営を迫られながら奮闘する、図書館の現場からのレポート。
公共図書館運営の新たな動向
日本図書館情報学会研究委員会編
勉誠出版, 2018
担当教員からのコメント:
同じ社会教育施設の図書館の評価、指定管理者制度、職員組織、住民との「協働」といった現在直面する問題を考察。類書に『未来の図書館、はじめます』
「科博」次のステップに向けて
国立科学博物館研究会編著
ジアース教育新社, 2015
担当教員からのコメント:
独立行政法人制度で国立科学博物館が行っている運営の現状と課題をまとめています。
アートは地域を変えたか : 越後妻有大地の芸術祭の十三年 : 2000-2012
澤村明編著
慶應義塾大学出版会, 2014
担当教員からのコメント:
新潟県で開催されてきた越後妻有アートトリエンナーレが地域に与えた影響、経済・社会的効果を分析。地域社会の定性的な変化も論じる。
地域博物館史の研究
中島金太郎著
雄山閣, 2017
担当教員からのコメント:
静岡県を例とした地域の博物館史研究。静岡県には観光施設の側面をもつ施設が多い。地域性が博物館の発達に及ぼす影響を考察。
みんなのミュージアム : 人が集まる博物館・図書館をまちなかにたくさんつくろう
塚原正彦著
日本地域社会研究所, 2016
担当教員からのコメント:
暮らしと本、ふるさとの資料を縁結び。町なかに博物館や図書館をつくり、市民に知と学びを提供する社会デザインの取り組みを紹介。
みんなの博物館 : マネジメント・ミュージアムの時代
諸岡博熊著
日本地域社会研究所, 2003
担当教員からのコメント:
利用者中心の博物館の現状と問題を見つめ、経営戦略、サービス手法、運営組織など、市民参画・民営化時代の開かれた博物館のあり方を説きます。
地域博物館のソーシャル・マーケティング戦略 : 童謡作曲家山中直治を復活させた野田市郷土博物館
金山喜昭著
ミュゼ, 2002
担当教員からのコメント:
文字通り、地域博物館の経営戦略を、野田市の事例紹介を通じて検討しています。
転換期の博物館経営 : 指定管理者制度・独立行政法人の検証と展望
金山喜昭編
同成社, 2020
担当教員からのコメント:
経営をどう進め、博物館活動を支えていくか。近年の特徴的な事例から、制度の批判的検討を考えてみて下さい。
公立図書館と都市経営の現在 : 地域社会の絆・醸成へのチャレンジ
永田潤子, 遠藤尚秀編
日本評論社, 2020
担当教員からのコメント:
運営を民間組織に任せる指定管理などが拡大しています。同じ社会教育施設である図書館経営から探ります。類書に『公共図書館が消滅する日』、『図書館・まち育て・デモクラシー』、『公立図書館における指定管理者制度』
知の広場 : 図書館と自由
アントネッラ・アンニョリ [著] ; 萱野有美訳
みすず書房, 2017
担当教員からのコメント:
図書館のリノベーションに関わってきた筆者が、知の広場としての社会教育施設のあり方を示す。
文化国家と「文化的生存配慮」 : ドイツにおける文化政策の理論的基盤とミュージアムの役割
秋野有紀著
美学出版, 2019
担当教員からのコメント:
ドイツの文化をめぐる法、概念、理論をめぐる議論をひもとき、現在の公的文化政策と博物館像を考える。
アジアの博物館と人材教育 : 東南アジアと日中韓の現状と展望
山形眞理子, 徳澤啓一編
雄山閣, 2022
担当教員からのコメント:
アジアの諸地域における博物館の現状と、いわゆる学芸員といった専門人材育成の現状をまとめる。
ヘリテージマネジメント : 地域を変える文化遺産の活かし方
松本茂章編著 ; 中川幾郎 [ほか] 著
学芸出版社, 2022
担当教員からのコメント:
文化遺産を経済的収奪の対象とする意見が近年強い。保存継承を確実にしながら活用を行う手法を学びたい。