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考古学(遺跡)
文化財保存70年の歴史 : 明日への文化遺産
文化財保存全国協議会編
新泉社, 2017
担当教員からのコメント:
特に遺跡に焦点をあて、戦後70年にわたる保存運動のあゆみを総括し、今後を展望します。
遺跡保存の事典
文化財保存全国協議会編
平凡社, 2006
担当教員からのコメント:
埋蔵文化財=遺跡は発掘報道で知られますが、実は殆どが破壊されています。人類の遺産である遺跡をいかに保存するかを考えます。
考古学で現代を見る
田中琢著
岩波書店, 2015
担当教員からのコメント:
エッセイ集。発掘で何が分かるのか、考古学とナショナリズムの関係など、考古学と現代社会の関わりを浮き彫りにする。
発掘を科学する
田中琢, 佐原真編
岩波書店, 1994
担当教員からのコメント:
今日、考古学研究ではさまざまな科学的手法が応用されています。遺跡・遺物の科学研究成果を平易に紹介。
考古学と化学をむすぶ
馬淵久夫, 富永健編
東京大学出版会, 2000
担当教員からのコメント:
理化学的手法を考古学に応用して得られる数々の成果。年代、産地、食性など、考古学と化学の共同研究を紹介。
水の中からよみがえる歴史 : 水中考古学最前線 : 文化交流展特別展示
九州国立博物館編
九州国立博物館, 2017
担当教員からのコメント:
水中に眠る、水中文化遺産。日本列島の代表的な事例から、歴史を復元した展示の記録。
海洋考古学入門 : 方法と実践
木村淳, 小野林太郎, 丸山真史編著
東海大学出版部, 2018
担当教員からのコメント:
海をめぐる考古学研究を総覧。水中遺産・沈没船から、島嶼・海民や海産物利用まで、考古学から復元する海と人。類書に『水中文化遺産 : 海から蘇る歴史』
文明に抗した弥生の人びと
寺前直人著
吉川弘文館, 2017
担当教員からのコメント:
日本列島の人類が大陸文化を受容したのが弥生時代。縄文・弥生の移行過程を新たな視点で考察しています。
初期農耕活動と近畿の弥生社会 = What was the early agricultural society in Kinki?
森岡秀人, 古代学協会編
雄山閣, 2018
担当教員からのコメント:
人間社会の発達過程を、農耕という生業を軸に、近畿の事例から総括的にまとめた本。原始古代研究の現状がよく分かります。
骨ものがたり : 環境考古学研究室のお仕事
奈良文化財研究所飛鳥資料館, 埋蔵文化財センター環境考古学研究室執筆・編集
国立文化財機構奈良文化財研究所飛鳥資料館, 2019
担当教員からのコメント:
考古学では動植物や地形・地層から過去の生活環境を復元する環境考古学も重要な分野です。動物骨の研究現場を紹介。
地下の正倉院展 : 10年のあゆみ : 10周年記念
国立文化財機構奈良文化財研究所編
国立文化財機構奈良文化財研究所, 2018
担当教員からのコメント:
木簡は日本古代史の解明に大きな役割を果たしてきました。出土木簡を保存し研究する価値を伝える記録。
戦争遺跡は語る
戦争遺跡保存全国ネットワーク編
カモガワ出版, 1999
担当教員からのコメント:
近代の戦争を語る証拠、戦争遺跡。保存を通じて見えてくる、人類の戦争と平和への尊い教訓について考えます。
よみがえる百舌鳥古墳群 : 失われた古墳群の実像に迫る
宮川徏著
新泉社, 2018
担当教員からのコメント:
百舌鳥古墳群の遺跡としての価値、地域における位置づけを丁寧に紹介。世界遺産とも、陵墓とも異なる視座を、あなたに。
古市古墳群をあるく : 巨大古墳・全案内
久世仁士著
創元社, 2015
担当教員からのコメント:
「百舌鳥古墳群をあるく」の姉妹編。国内第2位の規模の誉田山古墳ほか、古市古墳群の全古墳を探訪し、河内飛鳥の遺跡を考えます。
百舌鳥古墳群をあるく : 巨大古墳・全案内
久世仁士著
創元社, 2014
担当教員からのコメント:
古墳は人気の高い遺跡です。巨大な大山古墳をはじめ、百舌鳥古墳群の現存するすべての古墳を案内。
世界遺産と天皇陵古墳を問う
今尾文昭, 高木博志編
思文閣出版, 2017
担当教員からのコメント:
百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録の活動が広がるが、肝心の古墳の呼び方は、関係者により違うのは何故か?天皇陵の諸問題を広く問いかける
「陵墓」を考える : 陵墓公開運動の30年
「陵墓限定公開」30周年記念シンポジウム実行委員会編
新泉社, 2012
担当教員からのコメント:
多くの古墳が陵墓として立ち入りすら厳禁されています。戦後の公開要求運動から、天皇陵をめぐる問題をまとめます。
陵墓と文化財の近代
高木博志著
山川出版社, 2010
担当教員からのコメント:
古墳は天皇制の下で一部が陵墓に指定され、文化財保護と切り離されてきた。文化財が近代にどう扱われたかの歴史。
天皇陵の解明 : 閉ざされた「陵墓」古墳
今井尭著
新泉社, 2009
担当教員からのコメント:
古代国家形成解明の鍵をにぎる、巨大古墳の多くは天皇陵で、研究者すら立ち入れません。「陵墓」古墳の実像を明らかにします。類書に『天皇陵古墳への招待』
「陵墓」からみた日本史
日本史研究会, 京都民科歴史部会編
青木書店, 1995
担当教員からのコメント:
時代は「陵墓」とどう向き合ってきたか。古代から現在まで、忘れられたり、修復された「陵墓」の歴史を通して天皇制を見つめます。類書に『歴史のなかの天皇陵』
天皇陵と近代 : 地域の中の大友皇子伝説
宮間純一著
平凡社, 2018
担当教員からのコメント:
大友皇子の墓は明治期に定められますが、滋賀県・千葉県で治定運動の長い対立がありました。天皇陵と地域の関わりを近代に読み解く。
近代古墳保存行政の研究
尾谷雅比古著
思文閣出版, 2014
担当教員からのコメント:
近代日本で古墳を行政がどう取り扱ってきたか。国家理念や施策を背景とした、文化財行政の変遷をあとづける。
歴史保存と伊場遺跡
椎名慎太郎, 遠江考古学研究会編
三省堂, 1987
担当教員からのコメント:
一度なされた文化財指定を取り消し、開発に供された唯一の文化財、伊場遺跡。その経過を振り返って、歴史保存の重要性を問う。『遺跡が消える : 研究と保存運動の現場から』は同種の事例をまとめる。
古代地方木簡のパイオニア : 伊場遺跡
鈴木敏則著
新泉社, 2018
担当教員からのコメント:
伊場遺跡は、地方ではじめて100点を超す木簡が出土した遺跡。調査成果から、律令制下の地方社会に迫ります。
難波宮跡の保存と裁判
難波宮跡訴訟記録保存会編
第一法規出版, 1980
担当教員からのコメント:
大阪の都市開発から古代の難波宮跡が保存されるまでの動きを、特に裁判に重点を置いて整理しています。
吉野ケ里 : 遺跡はこうして残った
山崎義次著
文芸社, 2016
担当教員からのコメント:
地域にとって貴重な遺跡が、ある日、跡形もなく無くなっている時がある。消滅の危機が幾度もあった吉野ヶ里遺跡の保存の記憶。
煩悶する若き考古技師 : 高度経済成長期・埋蔵文化財行政の苦悩と池上曽根遺跡–ウラの遺跡保存運動
秋山浩三, 井藤徹, 池上曽根遺跡史研究会編著
京都三星出版, 2007
担当教員からのコメント:
大阪平野の弥生時代遺跡として著名な池上曽根遺跡。高度経済成長期に発見され、保存されるまでの困難な過程を記録する。
開発と考古学 : 市ヶ尾横穴群・三殿台遺跡・稲荷前古墳群の時代
田中義昭著
新泉社, 2019
担当教員からのコメント:
戦後日本の都市開発が考古学にもたらしたのは何だったのか。戦後開発と遺跡破壊の歴史を振り返る体験談。
遺跡保護行政とその担い手
須田英一著
同成社, 2014
担当教員からのコメント:
近現代に遺跡保護に携わった人々をとりあげ、地域社会や文化財政策の歴史と絡めて紹介し、遺跡保護の有り様について考えます。
歴史を保存する
椎名慎太郎著
講談社, 1983
担当教員からのコメント:
地域の歴史をどう守り伝えるか。時代の変化や開発の流れに押され、現場で模索する姿から、文化遺産の保存を考える。類書に『遺跡保存を考える』
史跡保存の軌跡 : その苦闘の記録
平野邦雄著
吉川弘文館, 2004
担当教員からのコメント:
文化庁で直面した史跡破壊をめぐる事例から、史跡の理念と学問の責任を明らかにし、史跡保存に指針を示す。
激動の埋蔵文化財行政
高橋一夫, 岸本雅敏, 佐久間豊編
ニュー・サイエンス社, 2002
担当教員からのコメント:
行政が社会経済の影響を受け、遺跡保存の根本が揺らいでいる。様々な立場から文化財行政の一端を追っています。
文化遺産の危機と保存運動
文化財保存全国協議会編集
青木書店, 1971
担当教員からのコメント:
遺跡など文化遺産が、高度経済成長の陰で破壊されてきた状況を訴え、保存運動の重要性を語ります。
市民による文化財保護を : 松田のおばさん奮闘記
松田常子著
サンライズ出版, 2006
担当教員からのコメント:
滋賀で長年、文化遺産の保護運動に携わった松田さんの活動をまとめう。市民のための保存活用実践記です。
市民参加型調査が文化を変える : 野尻湖発掘の文化資源学的考察
土屋正臣著 = Regional culture is changed by the research with citizen participation : cultural resources studies of Nojiri-ko excavation / Masaomi Tsuchiya
美学出版, 2017
担当教員からのコメント:
長野県野尻湖の市民参加型発掘調査を事例に、市民の学び・知的探究と、地域に密着したフィールドワークが、共同して文化遺産の保全を導いてきた過程を丁寧に復元。
日本とフランスの遺跡保護 : 考古学と法・行政・市民運動
稲田孝司著
岩波書店, 2014
担当教員からのコメント:
日本とフランスの考古学事情を、法律、行政、市民活動について対比的に見ながら、遺跡保護のあり方を考察する。
発掘調査のてびき
文化庁文化財部記念物課編
文化庁文化財部記念物課, 2010
担当教員からのコメント:
遺跡を地中から掘り出す技術・知識とは。発掘調査、整理、報告書作成までのノウハウを解説。集落遺跡発掘編,整理・報告書編,各種遺跡調査編
日本の史跡 : 保護の制度と行政
仲野浩編
名著刊行会, 2004
担当教員からのコメント:
文化財保護法に基づいた行政的な実施プロセス、実例と課題を取りあげ、史跡のあり方を具体的に示しています。
埋蔵文化財白書
日本考古学協会編
学生社, 1971
担当教員からのコメント:
日本における遺跡=埋蔵文化財の開発にともなう破壊、緊急調査、保存、活用といった取り組みの実態と課題をまとめています。
江戸東京の下町と考古学 : 地域考古学のすすめ
谷口榮著
雄山閣, 2019
担当教員からのコメント:
古代大島郷として知られる葛飾柴又など、東京下町地域の特徴を、考古学の成果から描き出します。考古学と地域の関わり方の一例。
装飾古墳と海の交流 : 虎塚古墳・十五郎穴横穴墓群
稲田健一著
新泉社, 2019
担当教員からのコメント:
壁画古墳は九州を中心に分布する。赤彩の装飾壁画古墳がなぜ東日本に築かれたのか、海域交流も交え検討します。
沖縄戦の発掘 : 沖縄陸軍病院南風原壕群
池田榮史著
新泉社, 2019
担当教員からのコメント:
激戦となった第二次世界大戦における沖縄戦。戦跡である南風原壕群を考古学調査の成果も踏まえて紹介。
考古学ガイドブック : ビジュアル版
小野昭著
新泉社, 2020
担当教員からのコメント:
日本の時代や地域ごとの概観ではありません。考古学とはどんな学問か、現代社会と考古学の関係を解きます。
古代ギリシャ : 時空を超えた旅 : 特別展
東京国立博物館 [ほか] 編
朝日新聞社, 2016
担当教員からのコメント:
ギリシャを新石器時代からローマ時代まで概観する。西欧先史・古典考古学をうかがえる解説と資料集。
酸素同位体比年輪年代法 : 先史・古代の暦年と天候を編む
中塚武著
同成社, 2021
担当教員からのコメント:
出土木材を年代測定し、暦年代や過去の気候変動の復元を行う酸素同位体比年輪年代法について、基礎と事例を解説しています。
文化財としての「陵墓」と世界遺産 : 「陵墓限定公開」40周年記念シンポジウム
「陵墓限定公開」40周年記念シンポジウム実行委員会編
新泉社, 2021
担当教員からのコメント:
百舌鳥・古市古墳群は世界遺産だが、ほとんどが「陵墓」のため公開されていない。文化財としての「陵墓」をどう保存、整備し、公開へ向けてゆくかを考える。
実践埋蔵文化財と考古学 : 発掘調査から考える
水ノ江和同著
同成社, 2021
担当教員からのコメント:
遺跡の調査は、さまざまな目的や手法で行われています。発掘調査の意義や意味を、多角的に紹介します。
日本の考古学 : ドイツで開催された「曙光の時代」展
文化財研究所奈良文化財研究所監修
小学館, 2005
担当教員からのコメント:
旧石器時代から古代までの日本列島を考古学的に描き出す。
環境考古学入門
ジョン・G.エヴァンズ著 ; 加藤晋平訳
雄山閣出版, 1982
担当教員からのコメント:
環境考古学を体系的に語る、随一の理論的入門。大地からどのような情報を考古学者が得るべきかを示す。
聖書考古学 : 遺跡が語る史実
長谷川修一著
中央公論新社, 2013
担当教員からのコメント:
古代イスラエルとは。聖書の記述と考古学的事実から検証し、地域の古の姿を明らかにします。
社会進化の比較考古学 : 都市・権力・国家
北條芳隆, 小茄子川歩, 有松唯編
雄山閣, 2021
担当教員からのコメント:
ユーラシア大陸や南米の比較から、都市と国家の発達について考察する。
元軍船の発見 : 鷹島海底遺跡
中田敦之, 池田榮史著
新泉社, 2021
担当教員からのコメント:
長崎県の海底に眠る、鎌倉時代の元の船団。水中考古学で明らかにされた実像を伝える。
地中海の水中文化遺産
中西裕見子, 片桐千亜紀著
同成社, 2020
担当教員からのコメント:
世界の考古学研究を伝えるシリーズ。地中海の水中に眠る遺跡・遺物の調査模様と、地中海をめぐる原始からの人間活動を俯瞰。
ここが変わる!日本の考古学 : 先史・古代史研究の最前線
藤尾慎一郎, 松木武彦編
吉川弘文館, 2019
担当教員からのコメント:
弥生時代の年代研究など、近年の考古学研究で明らかになってきた先史古代の様子を分かり易く解説。
摂津・播磨
櫃本誠一, 岸本一宏, 大手前大学史学研究所編
神戸新聞総合出版センター, 2021
担当教員からのコメント:
兵庫県の近年の考古学的成果をまとめる企画。摂津、播磨をおさめる。
但馬・丹波・淡路
櫃本誠一, 岸本一宏, 大手前大学史学研究所編
神戸新聞総合出版センター, 2022
担当教員からのコメント:
兵庫県の近年の考古学的成果をまとめる企画。但馬、丹波、淡路をおさめる。
文化財
掠奪されたメソポタミア
ローレンス・ロスフィールド著
NHK出版, 2016
担当教員からのコメント:
アメリカなどが侵攻したイラク戦争。国立博物館の貴重な文化遺産はなぜ略奪されたのか。戦争の陰を明かし、文化遺産保護の教訓を示します。
イスラームと文化財
野口淳, 安倍雅史編著
新泉社, 2015
担当教員からのコメント:
地域紛争が止まないイスラーム圏の諸国では、文化財もまた危機にさらされています。現地の文化財の実情と、保護・活用に尽力する取り組み。『文化遺産の保存と国際協力』はさらに全体的な考察。
世界遺産パルミラ破壊の現場から : シリア紛争と文化遺産
西藤清秀, 安倍雅史, 間舎裕生編
雄山閣, 2017
担当教員からのコメント:
紛争で破壊されたパルミラ遺跡。文化遺産の現状をたどり、シリアと文化遺産の復興への課題を見つめます。『世界遺産を平和の砦に : 武力紛争から文化を守るハーグ条約』は保護理念を示す。
文化財返還問題を考える : 負の遺産を清算するために
五十嵐彰著
岩波書店, 2019
担当教員からのコメント:
現在世界では、博物館が収蔵する資料の返還を求める動きが先住民やかつての植民地などで起きています。資料を巡る負の歴史について考えます。
アジアにおける文化遺産の保存と救済
シルクロード学研究センター, 1995
担当教員からのコメント:
アジアの文化遺産の保護を議論するシンポジウム。アンコール遺跡を主に取り上げる。『文化協力における民族と国家』は国際的な文化遺産保護の報告。
中東欧の文化遺産への招待 : ポーランド・チェコ・旧東ドイツを歩く
四方田雅史, 加藤裕治編著
青弓社, 2018
担当教員からのコメント:
中世都市や炭鉱、工場、強制収容所跡など、中東欧の文化遺産を、歴史・社会的背景や観光との関わりと合わせて紹介。類書に『ソヴィエト・ロシアの聖なる景観 : 社会主義体制下の宗教文化財、ツーリズム、ナショナリズム』
消滅遺産 : もう見られない世界の偉大な建造物
ナショナルジオグラフィック編
日経ナショナルジオグラフィック社, 2018
担当教員からのコメント:
バーミヤンの石仏など、近年の争乱などで失われた文化遺産を紹介し、住民の、人類にとっての遺産保護を考える。類書に『人類の歴史を護れ : 戦中・戦後における文化遺産の保護と国際協力』
文化財/文化遺産としての民俗芸能 : 無形文化遺産時代の研究と保護
俵木悟著
勉誠出版, 2018
担当教員からのコメント:
無形文化遺産すなわち民俗芸能は、人間生活とともに常に変化する。祭りや芸能がいかに文化財となるか、保護の意義や研究課題を示す。類書に『民俗文化財 : 保護行政の現場から』
無形文化遺産とは何か : ユネスコの無形文化遺産を新たな視点で解説する
七海ゆみ子著
彩流社, 2012
担当教員からのコメント:
無形文化遺産とは何でしょうか?登場の背景、条約のしくみなど、他の世界遺産と比べながら詳細に解説。
世界遺産 : 理想と現実のはざまで
中村俊介著
岩波書店, 2019
担当教員からのコメント:
世界遺産をめぐる様々な問題から保存のあり方を考える。類書に『世界遺産が消えてゆく』、『世界遺産 : ユネスコ事務局長は訴える』
ヒトと環境と文化遺産 : 21世紀に何を伝えるか
網野善彦, 後藤宗俊, 飯沼賢司編
山川出版社, 2000
担当教員からのコメント:
人間と文化財、自然環境の保存を問う。現代社会における文化遺産保護の日本や海外の例から課題を考えます。
世界文化遺産の思想
西村幸夫, 本中眞編
東京大学出版会, 2017
担当教員からのコメント:
世界文化遺産の理念・歴史・制度を解説し、現場の課題や取組みを紹介しています。類書に『世界遺産学を学ぶ人のために』
文化遺産はだれのものか : トルコ・アナトリア諸文明の遺物をめぐる所有と保護
田中英資著
春風社, 2017
担当教員からのコメント:
過去の痕跡はどうやって、国や民族、あるいは人類の文化遺産となるのか。トルコの遺物をめぐる言説から、文化遺産概念を問い直す。
最新改正文化財保護法
文化財保護法研究会編著
ぎょうせい, 2006
担当教員からのコメント:
文化的景観が新たに加わった2005年改正施行を受けた、文化財保護法を紹介。
コロニアリズムと文化財 : 近代日本と朝鮮から考える
荒井信一著
岩波書店, 2012
担当教員からのコメント:
地域や民族の歴史を物語る文化財は誰のものか。近代のナショナリズムと支配や略奪の経緯をたどり、人類の遺産としてのあり方を考える。
近代日本の史蹟保存事業とアカデミズム
齋藤智志著
法政大学出版局, 2015
担当教員からのコメント:
近代に文化財がどう認識され、顕彰されてきたか。歴史学や考古学が、ナショナリズムやアイデンティティ形成に寄与した実態を示します。
文化財の社会史 : 近現代史と伝統文化の変遷
森本和男著
彩流社, 2010
担当教員からのコメント:
文化財が近代日本が成立していくなかで、どのように認識され、扱われてきたのかを探る。
文化財政策概論 : 文化遺産保護の新たな展開に向けて
川村恒明監修・著 ; 根木昭, 和田勝彦編著
東海大学出版会, 2002
担当教員からのコメント:
文化財政策は保存と活用の両面で、新たな理念、枠組みの再構築を迫られています。政策面から「文化財保護」の実態を分析しています。
文化財保護の実務
児玉幸多, 仲野浩編
柏書房, 1979
担当教員からのコメント:
各文化財の内容、指定の課題、保存活用の方法を関係者が内側から解説し、問題提起する。今も色あせない入門書。
よみがえる鉄道文化財 : 小さなアクションが守る大きな遺産
笹田昌宏著
交通新聞社, 2015
担当教員からのコメント:
廃棄物として処分されかけた鉄道文化財が、市民の手で救い出され、守られた事例を紹介。
探訪ハンドブック
野呂肖生執筆 ; 石井進監修
山川出版社, 2001
担当教員からのコメント:
文化財を見学する時のガイド。1巻は文化財保護の概要や豆知識。 続巻で考古学・寺社・町並み・城・庭園・石造物・仏像・陶磁器・古文書・史跡を網羅。
都市災害と文化財保護法制 : les catastrophes urbaines et le droit du patrimoine culturel
久末弥生著
成文堂, 2020
担当教員からのコメント:
火災をはじめとした災害に対し、法制度を軸に文化財保護の課題を検討しています。
法と文化 : 文化財保護への司法的挑戦
ホルヘ・サンチェス=コルデロ著 ; 松浦芳枝訳
西田書店, 2019
担当教員からのコメント:
メキシコで長く活躍する筆者による評論。文化、過去は誰に帰属するのか、文化財の破壊や犯罪行為、文化政策まで広範に論じています。
社会学で読み解く文化遺産 : 新しい研究の視点とフィールド
木村至聖, 森久聡編
新曜社, 2020
担当教員からのコメント:
モノが遺産、文化財となる現象に着目。社会学から制度や思想、保護のあり方を考えます。
京大よ、還せ : 琉球人遺骨は訴える
松島泰勝, 山内小夜子編著
耕文社, 2020
担当教員からのコメント:
琉球民族遺骨返還請求訴訟が提起する問題。研究者の奥底に残る差別と植民地主義は世界共通の課題です。
雲仙普賢岳被災民家跡を発掘する
大浦一志著
武蔵野美術大学出版局, 2021
担当教員からのコメント:
雲仙普賢岳噴火で火砕流に覆われた現地を定点観測し、被災家屋を発掘するプロジェクトの記録。
平家と福原京の時代
歴史資料ネットワーク編
岩田書院, 2005
担当教員からのコメント:
平安時代、兵庫に福原京があったと言われる。平清盛たちはどこに住まい、何を行っていたか。福原京の時代を考古学的に検証。
ものづくりとくらしの日本史 : 復原模型でよくわかる
石井進編
新人物往来社, 2010
担当教員からのコメント:
前近代日本の衣食住や生業の様相を、豊富な資料と復元模型で紹介します。
東日本大震災と遺跡に学ぶ津波防災
斎野裕彦著
同成社, 2021
担当教員からのコメント:
津波は古来、日本列島を襲ってきた。考古学調査の成果をもとに、地域の防災を学ぶ。類書に『津波災害痕跡の考古学的研究』
なぜ人類は戦争で文化破壊を繰り返すのか
ロバート・ベヴァン著 ; 駒木令訳
原書房, 2022
担当教員からのコメント:
戦争で破壊された世界中の建造物などをたどり、文化遺産やその記憶を残していく意味を問う。
自然
日本史と環境 : 人と自然
平川南編
吉川弘文館, 2012
担当教員からのコメント:
日本列島の自然環境を復元しつつ、自然観や環境観が歴史的にどう変遷してきたかをたどる。全5巻で古代-現代を網羅。
アメリカの環境主義 : 環境思想の歴史的アンソロジー
R.F.ナッシュ編著 ; 栗栖聡, 藤川賢, 川島耕司共訳
同友館, 2004
担当教員からのコメント:
アメリカにおける環境保護運動の歴史をひもとき、現代の環境主義思想の展開を説く。自然保護思想などの考えを一望できる。
ナチスと自然保護 : 景観美・アウトバーン・森林と狩猟
フランク・ユケッター著 ; 和田佐規子訳
築地書館, 2015
担当教員からのコメント:
急速に工業・都市化したドイツで、人々は自然の荒廃に立ち向かい、ヨーロッパで先進・画期的な法律とされる帝国自然保護法を勝ち取ります。ナチス時代の自然保護の実像。
コモンズ訴訟と環境保全 : 入会裁判の現場から
中尾英俊, 江渕武彦編
法律文化社, 2015
担当教員からのコメント:
コモンズ論で入会権が評価されています。入会地の紛争事例から、環境保全機能の実態を明らかにしています。
歩く、見る、聞く人びとの自然再生
宮内泰介著
岩波書店, 2017
担当教員からのコメント:
自然再生に携わる人びとを訪ね、利害対立を話し合いで乗り越え、時に人の手を加えて自然を再生する様相を丁寧に描く。
ジオツーリズムとエコツーリズム
深見聡著
古今書院, 2014
担当教員からのコメント:
ジオパーク、エコパークの定義と背景を踏まえ、自然環境を活かした観光まちづくりのあり方を事例から学ぶ。『ジオパークを楽しむ本』は日本列島のジオサイトのガイドブック
自然保護の法と戦略
山村恒年著
有斐閣, 1994
担当教員からのコメント:
失われてゆく自然を引き継ぐために、私たちはどうすべきか。国際動向もふまえ、自然と法と人間のかかわり方を説く。類書に『自然保護学入門 : ひとと自然をつなぐ』
日本の天然記念物 : 自然紀行
講談社, 2003
担当教員からのコメント:
2003年現在の、国指定の天然記念物を収録。都道府県別に植物、動物、地質・鉱物を解説しています。類書に『探訪ひょうごの天然記念物』、『世界自然遺産で見る地球46億年』
失われた北川湿地 : なぜ奇跡の谷戸は埋められたのか?
三浦・三戸自然環境保全連絡会編
サイエンティスト社, 2015
担当教員からのコメント:
多くの希少種が存在した、神奈川県最大規模の湿地が埋め立てられた。環境破壊反対の記録に留まらず、自然保護のエコパーク構想をも提示。
鎌倉広町緑地保全運動史 : 25年にわたる市民運動の記録と資料
鎌倉の自然を守る連合会運動史編纂委員会編
鎌倉の自然を守る連合会, 2015
担当教員からのコメント:
広町緑地周辺の自治会・町内会が知恵を集めて進めてきた運動は、鎌倉に都市林(都市公園)を残すことに結実しました。市民が社会に何をなすかという社会活動・実践の記録。
アメリカ国立公園の誕生 : 自然と近代国家の物語
寺崎陽子著
慶應義塾大学出版会, 2021
担当教員からのコメント:
アメリカの国立公園は、国立公園局によって、社会変化を背景に、自然を管理してきた。多様な価値をのみこんで、一つのシステムを作ってきた過程を考察。
リニアが壊す南アルプス : エコパークはどうなる
「ストップ・リニア!訴訟」原告団南アルプス調査委員会編著
緑風出版, 2021
担当教員からのコメント:
南アルプスは2014年にユネスコのエコパークに登録された。一方でリニア新幹線の巨大トンネルが貫通し、豊かな自然と人びとの生活が破壊されようとしている。エコパークの存続の可能性をも含めた報告。
国立公園と風景の政治学 : 近現代日本の自然風景の権威付けはどのように行われてきたのか
西田正憲編著 ; 佐山浩, 水谷知生, 岡野隆宏著
京都大学学術出版会, 2021
担当教員からのコメント:
日本の国立公園制定における理念と現実や、そこに働いた力を、風景の公共性、歴史性、政治性の三つを軸に解き明かします。
熊本地震の痕跡からの学び
熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター減災型社会システム部門編
熊本大学, 2022
担当教員からのコメント:
熊本地震の痕跡を記録し、また地震活動から学びを深めようとする地域の姿をたどる。
建造物
保存原論 : 日本の伝統建築を守る
鈴木博之執筆
市ヶ谷出版社, 2013
担当教員からのコメント:
建築史家が、伝統的建造物の保存の記録をまとめる。建造物の現地保存という課題は、人と地域の歴史に関わっています。
建築遺産の保存その歴史と現在
ユッカ・ヨキレット著 ; 秋枝ユミイザベル訳
アルヒーフ, 2005
担当教員からのコメント:
歴史的建造物が、地域社会によってどのように扱われ、破壊や保存の経緯をたどって来たのか。ヨーロッパの建築遺産の史的変遷をたどる。
世界の野外博物館 : 環境との共生をめざして
杉本尚次著
学芸出版社, 2000
担当教員からのコメント:
急速に失われてゆく民家などを保存・公開する野外博物館。野外博物館の歩みと意義、取組みを解説します。類書に『世界の民家園 : 移築保存型野外博物館のデザイン』
野外博物館の研究
落合知子著
雄山閣, 2014
担当教員からのコメント:
野外博物館について、遺跡、伝統的建造物群、景観地、近代遺産等を含めて捉える。地域歴史遺産の保存活用という面から、町おこしとの接続も見通す。
産業遺産とまちづくり
矢作弘著 ; 末松誠写真
学芸出版社, 2004
担当教員からのコメント:
産業遺産を実際に動態保存し、地域の資源として活用する試みを紹介。類書に『産業化の歴史と景観』、『産業遺産 : 「地域と市民の歴史」への旅』、『産業遺産の記録』
産業遺産を歩こう : 初心者のための産業考古学入門
平井東幸, 種田明, 堤一郎編著
東洋経済新報社, 2009
担当教員からのコメント:
日本に残るさまざまな産業遺産を紹介。産業遺産を研究する「産業考古学」の入門書です。
日本の産業遺産 : 産業考古学研究
山崎俊雄, 前田清志編
玉川大学出版部, 2000
担当教員からのコメント:
産業革命以降の技術史を回顧しながら、日本の技術史と産業考古学の発達を考察している。1986年刊『日本の産業遺産』の新装版。
日本全国産業博物館めぐり : 地域の感性を伝える場所
武田竜弥編著
PHP研究所, 2008
担当教員からのコメント:
産業に関する資料を系統的に収集・保存・展示する博物館を取り上げ、産業史や企業史とともに紹介しています。
登録有形文化財 : 保存と活用からみえる新たな地域のすがた
佐滝剛弘著
勁草書房, 2017
担当教員からのコメント:
登録有形文化財の建造物等を網羅的に紹介。地域づくり、観光の資源として側面も押さえる。類書に『むかしの家に学ぶ : 登録文化財からの発信』
歴史的町並み事典
観光資源保護財団編
柏書房, 1981
担当教員からのコメント:
城下町、宿場など、列島各地に残る歴史的町並みを集成し、解説を加えた事典です。類書に『証言・町並み保存』、『歴史ある建物の活かし方 : 全国各地119の活用事例ガイド』
芦屋の和洋館よとわに : 阪神間モダニズムの興亡と継承
福嶋忠嗣著 ; 芦屋洋館建築研究会編
澪標, 2015
担当教員からのコメント:
住宅地で知られる芦屋には、近代の和洋館が沢山ありました。消えゆく建物を惜しみ、その建築を記録しています。類書に『旧グッゲンハイム邸物語 : 未来に生きる建築と、小さな町の豊かな暮らし』、『歴史のなかの上ケ原 : 西宮市上ケ原、古墳から震災まで』
ヴォーリズ六甲山荘物語
清水彬久[ほか]編
アメニティ2000協会, 2012
担当教員からのコメント:
阪神間にはいくつもの洋風建築が残され、ヴォーリズが建てた六甲山荘もその一つです。近代にレジャーの地として発見された六甲を代表する山荘を紹介。
モダニズムの記憶 : 建築でたどる北摂の近代
池田市立歴史民俗資料館編集
池田市立歴史民俗資料館, 2014
担当教員からのコメント:
阪神間モダニズムとは何か。池田市などの近代建築を紹介し、戦前の阪神間の社会文化的特徴を考えます。
ル・コルビュジエは生きている : 保存、再生そして世界遺産へ
南明日香著
王国社, 2011
担当教員からのコメント:
世界遺産、コルビュジェの現代建築。建築を歴史の証人ととらえ、保存再生へと取り組むフランスの活動を紹介する。
重文民家と生きる
全国重文民家の集い編著
学芸出版社, 2003
担当教員からのコメント:
保存されている民家には、人々の長い暮らしが刻まれています。保存に悩みつつ民家に住まう人たちの物語。
よみがえった茅葺きの家
いるか設計集団編
建築ジャーナル, 2016
担当教員からのコメント:
神戸市北区に残る江戸時代の大前家住宅を、移築再生した記録。茅葺き民家の登録有形文化財の移築例として貴重。
文化財建造物の保存修理を考える : 木造建築の理念とあり方
文化財建造物保存技術協会監修・編集
山川出版社, 2019
担当教員からのコメント:
古社寺などの建造物の保存・修理の歴史や事例、理念、あり方を議論したシンポジウム記録です。
古建築を復元する : 過去と現在の架け橋
海野聡著
吉川弘文館, 2017
担当教員からのコメント:
原始古代への想像をかきたてる復元建物。発掘遺構などの僅かな資料をつなぎ合わせ、古建築を復元する様子を紹介。類書に『発掘遺構から読み解く古代建築』
唐招提寺の歴史と景観に関する調査研究
奈良文化財研究所著作
奈良文化財研究所, 2006
担当教員からのコメント:
奈良・唐招提寺の復元のため、寺院の歴史や景観がどう形成されてきたかを調査した報告書。
文化遺産と「復元学」 : 遺跡・建築・庭園復元の理論と実践
海野聡編
吉川弘文館, 2019
担当教員からのコメント:
さまざまな遺跡や庭園などの建築物はいかに復元しうるのか。多くの実例から考察。
建築と都市の保存再生デザイン : 近代文化遺産の豊かな継承のために
田原幸夫, 笠原一人, 中山利恵編 ; 石田潤一郎 [ほか] 著
鹿島出版会, 2019
担当教員からのコメント:
近代建築の保存再生をどう進めるか。歴史と現在の調和を求める建築学の模索。
木造建築遺産保存論 : 日本とヨーロッパの比較から
マルティネス アレハンドロ著
中央公論美術出版, 2019
担当教員からのコメント:
木造建築をどう保存していくか。建築の文化的意義や完全性などの理念を踏まえつつ、具体的手法を探ります。
日本の歴史的建造物 : 社寺・城郭・近代建築の保存と活用
光井渉著
中央公論新社, 2021
担当教員からのコメント:
明治時代以降に進んできた、建造物の価値の発見、保存や復元のプロセスを具体的にたどります。
「近代化遺産」の誕生と展開 : 新しい文化財保護のために
伊東孝著
岩波書店, 2021
担当教員からのコメント:
近代化遺産とは何か。概念と、保存の現状、これからの課題を整理しています。
古建築調査ハンドブック
山岸常人, 岸泰子, 登谷伸宏著
勉誠出版 (発売), 2021
担当教員からのコメント:
古い建物の歴史的・文化的価値の調査は、どのように行うのか。寺社・民家など、古建築の歴史的・文化的価値や特質を調査する際の、調査項目・方法の要点を簡潔に解説する。
生きつづける民家 : 保存と再生の建築史
中村琢巳著
吉川弘文館, 2022
担当教員からのコメント:
民家、街並みなど、古くからの古建築がどのように維持されてきているのか。その仕組みをあきらかにする。
景観
歴史的環境 : 保存と再生
木原啓吉著
岩波書店, 1982
担当教員からのコメント:
世界・日本の文化遺産保全運動と関連する政策の歴史を整理し、成果と課題を堅実な理論を背景に述べる。歴史的環境を知る格好の教科書。
文化的景観 : 生活となりわいの物語
金田章裕著
日本経済新聞出版社, 2012
担当教員からのコメント:
文化的景観は日本の文化財の新しい概念です。生活と生業を物語る景観をどう捉え、守るか。地理学者の問いかけ。
エコミュージアム・理念と活動 : 世界と日本の最新事例集
日本エコミュージアム研究会編
牧野出版, 1997
担当教員からのコメント:
エコミュージアムの国内と海外それぞれの現状を、豊富な写真とデータで紹介。類書に『エコミュージアム : 21世紀の地域おこし』
町並み保存のネットワーク
宮澤智士編 ; 三沢博昭写真
第一法規出版, 1987
担当教員からのコメント:
町並み保存とは何か、どんなプロセスで、何が保存されているのか。多様な事例から、歴史的町並みについて考える。基本的事項が分かる。
歴史的景観とまちづくり
西山夘三著
都市文化社, 1990
担当教員からのコメント:
歴史的景観を文化財と捉え、日本各地の歴史的町並みや建造物の保存活用例の成功・失敗例から、まちづくりのあり方を問いかけます。
文明史のなかの文化遺産
飯田卓編
臨川書店, 2017
担当教員からのコメント:
文化遺産を支えるコミュニティに着目。地域住民との関係性、変化する伝承、新旧コミュニティのあり方を検討する。
震災後の地域文化と被災者の民俗誌 : フィールド災害人文学の構築
高倉浩樹, 山口睦編
新泉社, 2018
担当教員からのコメント:
被災後の人びとと地域社会の変化を、民俗学・人類学・宗教学の立場で見つめ、生活文化が災害からの再生と減災に果たす役割を考察します。
世界遺産バリの文化戦略 : 水稲文化と儀礼がつくる地域社会
海老澤衷編
勉誠出版, 2019
担当教員からのコメント:
棚田で特徴的なバリ島のスバック(水利組織)という文化遺産はどう形成され、人や自然と結びついてきたのか。その背景を解き明かします。
英国ナショナル・トラスト = The National Trust
[清水順子編]
アメニティ2000協会, 2016
担当教員からのコメント:
イギリスを代表する自然・文化保護の仕組みである、ナショナル・トラスト。トラスト活動の概要と保護区域を紹介。類書に『ナショナル・トラストへの招待』
水と世界遺産 : 景観・環境・暮らしをめぐって
秋道智彌編
小学館, 2007
担当教員からのコメント:
水をキーワードに、世界遺産が抱える自然保護、観光、住民とのあつれきといった課題を取りあげ、世界遺産と環境や暮らしとの関わりを見つめます。
中国の歴史都市 : これからの景観保存と町並みの再生へ
大西國太郎, 朱自煊編 ; 井上直美監訳
鹿島出版会, 2001
担当教員からのコメント:
日中共同調査により、中国の歴史都市における日常生活や、景観保存、町並みの修復を明らかにしています。
文化的景観を評価する : 世界遺産富山県五箇山合掌造り集落の事例
垣内恵美子著
水曜社, 2012
担当教員からのコメント:
『文化財の価値を評価する』に続き、文化的景観について、観光や地域振興との関わりから評価方法を検討。類書に『文化財の価値を評価する : 景観・観光・まちづくり』
岩泉・海と小本 : 東日本大震災を経て、ふるさとを見る・知る・探るビジュアル史料
岩手県立大学総合政策学部編
イー・ピックス, 2014
担当教員からのコメント:
震災以前、2011年震災時、復興の日常風景を記録。岩泉の自然と社会について解説を加えた地誌。
棚田の自然景観と文化景観
春山成子編著
農林統計協会, 2004
担当教員からのコメント:
文化的景観に選定される例も多い棚田。棚田を文化、自然の各方面から掘り下げ、守り伝える意義を追究。類書に『棚田保全の歩み : 文化的景観と棚田オーナー制度』
秩父地域まるごと博物館構想シンポジウム報告集
野外調査研究所, 2008
担当教員からのコメント:
埼玉県秩父地域でエコミュージアムの活動を続けている関係者が集ったシンポジウムの記録です。
重要文化的景観への道 : エコ・サイトミュージアム田染荘
海老澤衷, 服部英雄, 飯沼賢司編
勉誠出版, 2012
担当教員からのコメント:
大分県豊後高田市の田染荘は、平安から中世の荘園です。田染荘の歴史的、文化的意義を多方面から探ります。
真壁の町並み : 伝統的建造物群保存対策調査報告書
河東義之, 藤川昌樹編集
桜川市教育委員会, 2006
担当教員からのコメント:
茨城県真壁の町並み保存の報告書。真壁は2011年の東日本大震災で被災しました。
よみがえれ和歌の浦 : 景観保全訴訟全記録
和歌の浦景観保全訴訟の裁判記録を刊行する会編
東方出版, 1996
担当教員からのコメント:
万葉集以来の美しい景勝地、和歌の浦の景観保全を求めた住民訴訟の全記録。歴史的景観権を問いかける本書は、市民目線の文化財保存の良き参考書です。
「鞆の浦」の歴史保存とまちづくり : 環境と記憶のローカル・ポリティクス
森久聡著
新曜社, 2016
担当教員からのコメント:
道路建設と保存で揺れた鞆の浦。なぜ人々は鞆港を守る運動に尽力したのか。地域の歴史、社会、政治風土と人々の記憶から全容を解明。
異人館復興 : 神戸市伝統的建造物修復記録
神戸市教育委員会編
住まいの図書館出版局, 1998
担当教員からのコメント:
1995年の震災で大きな被害を受けた、神戸市北野の異人館群の復興過程を記録しています。
異人館のある町並み北野・山本
神戸市教育委員会事務局社会教育部文化財課編
神戸市教育委員会事務局社会教育部文化財課, 2000
担当教員からのコメント:
神戸の異人館は港で働く外国人の町として形成、発達してきました。観光地で知られる町並みの保存活動をまとめたガイドブック。類書に調査概要(1976)、調査報告書(1982)
古地図で見る神戸 : 昔の風景と地名散歩
大国正美著
神戸新聞総合出版センター, 2013
担当教員からのコメント:
神戸の一昔前の風景を、古地図をもちいてたどる。神戸散策にも使える歴史ガイド。
歴史まちづくり法ハンドブック
歴史まちづくり法研究会編集
ぎょうせい, 2009
担当教員からのコメント:
歴史まちづくり、という「まちづくり」に歴史文化を取り込む制度。仕組みを紹介し、活用方法を紹介するハンドブック。
ランドスケープ制度論考 : 景観法、歴史まちづくり法、都市緑地法等都市におけるランドスケープ関連法制度に関する考察
舟引敏明著
デザインエッグ, 2015
担当教員からのコメント:
都市の景観形成に関わる景観法、歴史まちづくり法、都市緑地法について説く。
日本の文化的景観 : 農林水産業に関連する文化的景観の保護に関する調査研究報告書
文化庁文化財部記念物課監修
同成社, 2005
担当教員からのコメント:
近代以降著しく変化した農林水産業を中心に、文化的景観の現状をまとめた調査報告。
都市の文化と景観
採掘・製造、流通・往来及び居住に関連する文化的景観の保護に関する調査研究会編
同成社, 2010
担当教員からのコメント:
文化的景観は近代化のなかで残されてきた景観の保護を目的としています。都市や産業遺産に関わる景観の調査報告。
北野『雑居地』ものがたり
北野『雑居地』ものがたり執筆・編集委員会著
こうべ北野町山本通伝統的建造物保存会, 2018
担当教員からのコメント:
明治開港後に外国人と日本人の雑居地として始まった北野。その歴史と現在の町並み保存の過程を振り返ります。
景観用語事典
篠原修編
彰国社, 2007
担当教員からのコメント:
景観とは何か。建築学等で一般的な概念をまとめ、文化的景観といった風景までを項目ごとに解説。増補改訂版。類書に『景観法と景観まちづくり』
景観からよむ日本の歴史
金田章裕著
岩波書店, 2020
担当教員からのコメント:
写真や古地図を手がかりに、京都や荘園、城下町などの景観を通して、人びとの営みの歴史をたどります。岩波新書
景観から風土と文化を読み解く
柳澤雅之著
京都大学学術出版会, 2019
担当教員からのコメント:
景観から得られる情報と,現地での聞き取りや文献の情報をどう組み合わせるのか。調査の基礎的な視点と方法を具体的に示す。
西村幸夫文化・観光論ノート : 歴史まちづくり・景観整備
西村幸夫著
鹿島出版会, 2018
担当教員からのコメント:
歴史まちづくり法の制定から今日までを振り返り、歴史文化を活かした住民主導のまちづくりを提言しています。
歴史は景観から読み解ける : はじめての歴史地理学
上杉和央著
ベレ出版, 2020
担当教員からのコメント:
景観を歴史的に、時空間を行き来して読み解く。歴史地理学の研究を平易に紹介。
よみがえる荘園 : 景観に刻まれた中世の記憶
海老澤衷編
勉誠出版, 2019
担当教員からのコメント:
文献や絵図などと現地の徹底的な調査により、中世荘園の景観を復原し、列島の人びとの営みを探る。
エコミュージアムと大学博物館
淺野敏久編著 ; 広島大学総合科学部編
丸善出版, 2023
担当教員からのコメント:
広島大学で取り組まれてきた、エコミュージアムの実践のしかたを、実際の記録と共にみつめる。
失われた景観 : 戦後日本が築いたもの
松原隆一郎著
PHP研究所, 2002
担当教員からのコメント:
都市化によって失われた景観を神戸や真鶴など各地に取材し、景観保全を鋭く問う。
町並み保存運動の論理と帰結 : 小樽運河問題の社会学的分析
堀川三郎著
東京大学出版会, 2018
担当教員からのコメント:
小樽運河の保存運動を振り返り、その内実と全国の同様の地域への導きとする。
歴史的環境の社会学
片桐新自編 ; 吉兼秀夫 [ほか] 著
新曜社, 2000
担当教員からのコメント:
京都、小樽、埼玉など各地の実例から、町並みや景観、文化遺産の保全をめぐる論理と固有性を問う。
活用
歴史的遺産の保存・活用とまちづくり
大河直躬, 三舩康道編著 ; 梅津章子 [ほか] 著
学芸出版社, 2006
担当教員からのコメント:
歴史的遺産の保存から活用、まちづくりを考えます。法制度、アメリカや日本の実践例、都市計画での位置付けなど。
歴史的遺産の保護
加藤一郎, 野村好弘編
信山社, 1997
担当教員からのコメント:
文化遺産を守る手法とは。法律学の立場から、歴史保全活動が盛んなアメリカを中心に、日本やアジア太平洋諸国の法制度の現状と問題点を明らかに。
イスラエルの文化遺産マネジメント : 遺跡の保護と活用
岡田真弓著
慶應義塾大学出版会, 2017
担当教員からのコメント:
イスラエル建国以来の遺跡保全を、制度と実態から丁寧に示す。文化遺産をめぐる価値観の衝突の歴史から学ぶ課題。
遺跡と観光
澤村明著
同成社, 2011
担当教員からのコメント:
遺跡が地域にもたらす様々な「効果」について経済学の立場から分析。文化遺産を観光や地域社会の持続的発展にどう活かすかを懇切に語る。
遺跡をさぐり、しらべ、いかす : 奈文研六〇年の軌跡と展望
国立文化財機構奈良文化財研究所編
クバプロ, 2013
担当教員からのコメント:
奈良文化財研究所の60年の調査研究成果を紹介する講演会記録。遺跡を発掘して歴史を明らかにし、さらに後世へと伝える取り組み。
城と石垣 : その保存と活用
峰岸純夫, 入間田宣夫編
高志書院, 2003
担当教員からのコメント:
中世史研究者であり、城郭保存にも長年取り組んできた2人が紹介する、城・石垣の活用と保存方法。
世界遺産と地域再生 : 問われるまちづくり
毛利和雄著
新泉社, 2011
担当教員からのコメント:
世界遺産は地域再生に役立つのか。日本国内の登録遺産などの現場を歩いて検討する。初版『世界遺産と地域再生』も
生きている文化遺産と観光 : 住民によるリビングヘリテージの継承
藤木庸介編著
学芸出版社, 2010
担当教員からのコメント:
地域活性化の手段として重視される観光推進と、文化遺産・生活文化の保全との両立の方法を探っています。類書に『世界遺産の地域価値創造戦略 : 地域デザインのコンテクスト転換』
地域おこしと文化財
笹本正治著
ほおずき書籍, 2004
担当教員からのコメント:
文化財を地域おこしにどう役立てるかを、著者のフィールドである長野の博物館活動、まちづくりの事例から考察。類書に『景観形成と地域コミュニティ』、『都市保全計画 : 歴史・文化・自然を活かしたまちづくり』、『未来の景を育てる挑戦』
地域コミュニティ再生とエコミュージアム
深見聡著
青山社, 2007
担当教員からのコメント:
協働社会のまちづくりを、地域コミュニティ論やエコミュージアムという仕組みに立脚して論じています。
地域と文化財 : ボランティア活動と文化財保護
渡邊明義編
勉誠出版, 2013
担当教員からのコメント:
地域の資料をめぐる、ボランティアによる保存活動の方法や具体例をまとめている。
地域を活かす遺跡と博物館 : 遺跡博物館のいま
青木豊, 鷹野光行編
同成社, 2015
担当教員からのコメント:
各地の遺跡博物館の現状と課題を整理し、いま求められる遺跡の保存活用、教育効果について考察する。
地域文化財の保存・活用とコミュニティ : 山梨県の擬洋風建築を中心に
森屋雅幸著
岩田書院, 2018
担当教員からのコメント:
文化財の保存活用で重要なのは地域主義である。山梨から発信する遺産保全と地域住民の取り組みです。類書に『京都の近代化と伝統の形成―歴史資料の保存と活用』、『京都から考える都市文化政策とまちづくり』
風水害と観光客の増大による世界遺産の劣化と保全 : 紀伊山地の霊場と参詣道を事例として
山本晴彦編著
農林統計出版, 2016
担当教員からのコメント:
世界遺産、紀伊山地の霊場と参詣道で生じている問題から出発し、文化財の損傷事例を丹念に取り上げる。指定後の保全の重要性がよく分かる。
文化遺産と地域経済
澤村明著
同成社, 2010
担当教員からのコメント:
経済的視点から、博物館資料や文化財といった地域の文化遺産について考察し、活用のあり方を探ります。類書に『芸術祭と地域づくり : “祭り”の受容から自発・協働による固有資源化へ 』
文化遺産の保存活用とNPO : 法政大学第27回多摩シンポジウム報告集
法政大学多摩シンポジウム実行委員会編
岩田書院, 2012
担当教員からのコメント:
文化財の保存活用で市民が活躍しています。NPOや地域との連携を考える上で参考になります。岩田書院ブックレット。
歴史遺産と環境
文化財保存修復学会編
クバプロ, 2002
担当教員からのコメント:
文化遺産、環境や景観を守っていくための方法を、観光・景観論・修復・保存科学・災害など、多様な観点から紹介。
広域に所在する文化財群の調査と活用
兵庫県歴史文化遺産活用活性化実行委員会編集
兵庫県歴史文化遺産活用活性化実行委員会, 2013
担当教員からのコメント:
兵庫県内にはさまざまな文化遺産が点在しています。活用に向けた調査報告。
実験パブリックアーケオロジー : 遺跡発掘と地域社会
松田陽著
同成社, 2014
担当教員からのコメント:
考古学、遺跡調査は地域のコミュニティとどう関わり、人々と過去の魅力を深め、その保存に携わったらいいのか。筆者の実践を通じた問い。
フランス都市文化政策の展開 : 市民と地域の文化による発展
長嶋由紀子著
美学出版, 2018
担当教員からのコメント:
20世紀後半のフランスにおける文化政策の展開を読み解く。文化をめぐる「共治」の成立と実践過程を探究する。
奈良世界遺産と住民運動
石部正志, 杉田義, 浜田博生著
新日本出版社, 2000
担当教員からのコメント:
世界遺産である奈良は同時に、都市生活や観光開発の波にさらされています。奈良の自然と文化を守る活動と意義を考察。
文化政策の展望
小林真理編
東京大学出版会, 2018
担当教員からのコメント:
文化遺産の地域での活用は、自治体による文化政策として取り組まれている。文化政策の課題と可能性を洗い出す。3冊シリーズ。
歴史都市の破壊と保全・再生 : 世界のメトロポリスに見る景観保全のまちづくり
アンソニー・M・タン著 ; 世界都市保全研究会訳
担当教員からのコメント:
ニューヨークで景観の保存に携わった著者が、世界を取材し、歴史の積み重ねられてきた都市文化財の破壊と再生を明らかにしています。
にぎわいを呼ぶイタリアのまちづくり : 歴史的景観の再生と商業政策
宗田好史著
学芸出版社, 2000
担当教員からのコメント:
歴史的景観と都心コミュニティを守るための規制、施策がイタリアの観光・商業を再生させた様相から、都市計画の役割を問う。類書に『文化・景観・ツーリズム : イタリア観光再生計画の現在』
グローバル/ローカル : 文化遺産
石澤良昭, 丸井雅子共編
Sophia University Press上智大学出版, 2010
担当教員からのコメント:
国際社会と国家、地域のはざまで、アンコール遺跡は何を訴えているのか。文化遺産保存とアイデンティティー、パブリックの問題等々を検討する。
観光と地域 : エコツーリズム・世界遺産観光の現場から
深見聡著
南方新社, 2019
担当教員からのコメント:
観光開発が進む文化遺産・自然遺産の現場から、地域の遺産をどう保存継承するかを見つめます。
文化財の活用とは何か
國學院大學研究開発推進機構学術資料センター編
六一書房, 2020
担当教員からのコメント:
文化財保護制度の現状とともに、各地の取り組み、民俗芸能の継承などの問題を議論しています。
京都から考える都市文化政策とまちづくり : 伝統と革新の共存
山田浩之, 赤﨑盛久編著
ミネルヴァ書房, 2019
担当教員からのコメント:
京都は近代化と文化財保存の両方を追ってきた。文化の継承・景観・地域住民の取り組み・産業振興という4点を軸に分析し、住民の主体的活動を促す重要性を提言。
世界遺産「白川郷」を生きる : リビングヘリテージと文化の資源化
才津祐美子著
新曜社, 2020
担当教員からのコメント:
文化遺産の保存と生活をめぐる課題を、住民と研究者の視点とを交錯させ追究しています。
地域を活かすフィールドミュージアム : 波佐見焼窯業地のまちづくり
落合知子, 波佐見町教育委員会編
雄山閣, 2020
担当教員からのコメント:
陶磁器生産で知られる長崎県波佐見市の、文化遺産を活用したまちづくりの紹介。
社会学で読み解く文化遺産 : 新しい研究の視点とフィールド
木村至聖, 森久聡編
新曜社, 2020
担当教員からのコメント:
モノはどのようにして文化遺産へなっていくのか。制度、思想などの4つの観点から社会学的に考察する。
文化遺産の保存と活用 : 仕組と実際
小松弥生著
クバプロ, 2021
担当教員からのコメント:
日本の文化遺産をめぐる課題を踏まえ、まちづくり、防災や国際協力などについて事例から検討。