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図書
心理学入門 : 脳とこころの視点から探る
松本絵理子編著
培風館, 2011.11.
担当教員からのコメント:
知覚、注意、記憶、発達、社会認知等のトピックについて脳研究の知見を踏まえつつ解説がなされている。授業内容に関連深いトピックスについてより知識を得たい場合には、本書内で紹介されている文献をもとに発展的な学習が可能である。
意識的な行動の無意識的な理由
越智啓太編
創元社, 2018.10. – (心理学ビジュアル百科 ; 認知心理学編).
担当教員からのコメント:
認知心理学の研究テーマが,日常的で興味深いトピックスに分けて解説されています。本授業と関連の深い知覚や記憶,注意などに関わるテーマも含まれており,理解を深めるのにも役立つものと思います。「レッドブルは本当に翼を授ける?」や「色の見分け方は男女で違う」など読み始めやすいトピックスが多く,各トピックスは4ページ程度で完結しているため手にとりやすい形式で書かれています。
心理学
無藤隆 [ほか] 著
新版. – 有斐閣, 2018.3. – (New liberal arts selection).
担当教員からのコメント:
網羅的に現代的な心理学を学ぶ上で役立つ書籍。認知、社会、臨床、などの主要な心理学領域の内容を図表や研究事例を通じて学ぶことができる。2018年に新版が出版され、最新の内容にも触れることができる。
認知心理学
箱田裕司 [ほか] 著
有斐閣, 2010.7. – (New liberal arts selection).
担当教員からのコメント:
認知心理学の歴史的背景や基礎的な用語の解説,主要テーマの紹介など,授業内容に深く関連する事項も多いため理解を深める上でとても良い。認知心理学に関する知識を体系的に身に着けるのに最適
美感 : 感と知の統合
三浦佳世, 川畑秀明, 横澤一彦著
勁草書房, 2018.12. – (シリーズ統合的認知 ; 第5巻).
担当教員からのコメント:
視覚認知に関わる授業内容の発展的学習にも適している。美しい、醜いといった感性知覚がどのように実証的に研究されてきたかが詳細に解説されている。
だまされる視覚 : 錯視の楽しみ方
北岡明佳著
化学同人, 2007.1. – (DOJIN選書 ; 1).
担当教員からのコメント:
知覚心理、特に錯視研究で国内外で知られている著者による錯視の紹介と解説。数多くの実例から思わず惹きつけられる錯視現象にはこのような背景があるのか、ということを理解するのに最適で、この領域の研究に触れる書籍として推薦したい。
心の仕組み
スティーブン・ピンカー著 ; 椋田直子訳
; 上, 下. – 筑摩書房, 2013.5. – (ちくま学芸文庫 ; [ヒ15-1] – [ヒ15-2]).
担当教員からのコメント:
脳と心の研究を複合的な視点から考察したいときに最適な一冊。人間の精神活動の背景と今後の研究の展開について考えさせられる。
マジックにだまされるのはなぜか : 「注意」の認知心理学
熊田孝恒著
化学同人, 2012.1. – (DOJIN選書 ; 44).
担当教員からのコメント:
認知心理学における注意研究の第一人者による、とてもわかりやすい注意の入門書。マジシャンが巧みに人の注意を操るからくりから始まり、注意機能とはどのような特性を持つのかについてやさしく理解できる。
認知心理学ハンドブック
日本認知心理学会編
有斐閣, 2013.12. – (有斐閣ブックス).
担当教員からのコメント:
帯に「認知心理学の広がりと深み」とあるように、認知心理学で取り扱われる重要な項目を網羅的に取り上げられているため、授業で触れた用語について掘り下げる際にとても有用である。内容も新しく、研究を始める際の手引きとしても適している。
Cognitive neuroscience : the biology of the mind
Michael S. Gazzaniga, Richard B. Ivry, George R. Mangun
pbk. – 5th ed., international student ed. – W. W. Norton, c2019. – xx, 657, 16, 42, 8, 24 p. : ill. (chiefly col.), ports. ; 28 cm.
担当教員からのコメント:
ガザニガの本、で知られる認知心理学・認知神経科学分野のテキストの中でも非常に有名な一冊。各章とも第一人者により、的確かつ最新の知見が網羅されている。さらに興味を深めたい人、自らの研究に生かしたい人、留学等で心理学を学ぶことを考えている人には最適。
損する顔得する顔
山口真美著
朝日新聞出版, 2018.10.
担当教員からのコメント:
顔研究者による顔認知研究の解説書。一般読者を想定して顔研究事例に基づき顔の認知や印象形成について分かりやすく解説されている。社会における顔の役割,好かれる顔の世界標準は存在するか,など興味をひかれる話題が多く読みやすい。