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図書
ジオ・パルNEO : 地理学・地域調査便利帖
野間晴雄 [ほか] 編著
海青社, 2017
担当教員からのコメント:
地理学で重要とされるフィールドワークの手法について、具体的な例を交えながら開設した手引書です。
地図の進化論 : 地理空間情報と人間の未来
若林芳樹著
創元社, 2018
担当教員からのコメント:
地図の始まりから最新の地図まで、地理学で必須である地図について網羅的に取り上げられている一般書です。
アフリカ農耕民の世界 : その在来性と変容
掛谷誠編著
京都大学学術出版会, 2002
担当教員からのコメント:
人間と自然の関係について、アフリカの農耕民の暮らしの視点から読み解く本です。自然資源を利用しながら農耕を営む人びとの生活論理を理解し、地域ごとの人間と自然の関係について考えを深めることができます。
資源と生業の地理学
横山智編
海青社, 2013
担当教員からのコメント:
世界各地の事例を集め、自然資源を利用した人びとの生業(農耕、牧畜、漁撈、狩猟、採集など)の実態を描写しています。
アフリカ社会を学ぶ人のために
松田素二編
世界思想社, 2014
担当教員からのコメント:
ひろくアフリカについて興味をもつ初学者向けの解説書です。テーマごとにアフリカについて解説されており、多様なアフリカの姿を知ることができます。
人と自然の生態学
掛谷誠著
京都大学学術出版会, 2017
担当教員からのコメント:
アフリカ・ミオンボ林帯に生きる焼畑農耕民の生業・暮らしについて、長年の詳細なフィールドワークの研究成果がまとめられています。焼畑農耕民の視点から、彼ら生活論理、自然環境とのかかわりについて知ることができます。
バナナと日本人 : フィリピン農園と食卓のあいだ
鶴見良行著
岩波書店, 1982
担当教員からのコメント:
世界的に流通するバナナに着目することで、グローバリゼーションの実態を捉えた名著です。綿密なフィールドワークと地域の理解から、グローバルな構造を明らかにしています。自身の暮らしとグローバル化、自然資源の利用について考えさせられる一冊です。
戦時改描図論考 : 偽装された地形図
山田誠著
海青社, 2021
担当教員からのコメント:
戦時中に、政治的な理由から改描された日本の地形図についてまとめた一冊です。敵国の標的になりうる施設が隠されました。戦争とともに発達してきた地図の歴史についても垣間見ることができます。
地図づくりの現在形 : 地球を測り、図を描く
宇根寛著
講談社, 2021
担当教員からのコメント:
近代日本で発達してきた地図の全貌を知ることができます。時勢に翻弄されながら地図はつくられてきました。近年の最新の地図製作技術や表現方法についても充実しています。
剣岳 : 点の記
新田次郎著
文芸春秋, 1977
担当教員からのコメント:
日露戦争直後、命を受け地形図製作の測量のため、未踏の山として知られる北アルプスの剱岳に登った測量官の実話をもとにして書かれた小説です。話の細部についてはフィクションのところもあるようですが、当時の測量、地図製作の様子、裏話を手に取るように理解できる一冊です。さまざまな人びとの努力の結晶が、いまの地形図を形作っていることを知ることができます。