図書
内戦と和平 : 現代戦争をどう終わらせるか
東大作著
中央公論新社, 2020
担当教員からのコメント:
世界で頻発する紛争に関して、マクロなデータで分析するとともに、平和構築の現場の話も紹介されています。
ガルトゥング平和学の基礎
ヨハン・ガルトゥング著 ; 藤田明史編訳
法律文化社, 2019
担当教員からのコメント:
ガルトゥングによる暴力の区分や平和に関する論考がまとめられています。
紛争をおさめる文化 : 不完全性とブリコラージュの実践
松田素二, 平野(野元)美佐編
京都大学学術出版会, 2016
担当教員からのコメント:
アフリカ社会において発生した大小さまざまな紛争の事例が取り上げられるだけでなく、地域の人びとがいかにして紛争を抑止、あるいは低減させているのかについて、日常生活における実践から分析しています。
現代アフリカの紛争と国家 : ポストコロニアル家産制国家とルワンダ・ジェノサイド
武内進一著
明石書店, 2009
担当教員からのコメント:
ルワンダで発生したジェノサイドについて、その実態だけでなく、歴史的な背景を深堀りし、国家の統治に切り込みながら、解説した名著です。ルワンダでなにが起こったのか、それがどうして起こったのか、という疑問を紐解いてくれます。
ジェノサイド再考 : 歴史のなかのルワンダ
鶴田綾著
名古屋大学出版会, 2018
担当教員からのコメント:
ルワンダ・ジェノサイドに関して、歴史的な視点から、その背景や生じた要因について詳細に分析しています。
武力紛争を越える : せめぎ合う制度と戦略のなかで
遠藤貢編
京都大学学術出版会, 2016
担当教員からのコメント:
現代のアフリカで生じる紛争の事例を取り上げるとともに、その解決や紛争後の平和構築に関する人々の営みについて紹介しています。
社会的包摂/排除の人類学 : 開発・難民・福祉
内藤直樹, 山北輝裕編
昭和堂, 2014
担当教員からのコメント:
日常生活の中で生じている社会的排除/包摂の実態を取り上げ、いかにしてそれらの現象が生じてしまうのか、分析しています。
人と自然の生態学
掛谷誠著
京都大学学術出版会, 2017
担当教員からのコメント:
アフリカのミオンボ林帯に暮らす焼畑農耕民社会を研究した日本人研究者の著作がまとめられています。人間がいかにして自然資源を利用しながら生きてきたのか、その詩型を知ることができるとともに、現代の私たちの資源利用についても考えさせられます。
争わないための生業実践 : 生態資源と人びとの関わり
重田眞義, 伊谷樹一編
京都大学学術出版会, 2016
担当教員からのコメント:
アフリカに暮らす人びとの資源利用に着目し、資源をめぐる紛争の諸相やそれを避ける方策について論じられています。
西アフリカ・サヘルの砂漠化に挑む : ごみ活用による緑化と飢餓克服、紛争予防
大山修一著
昭和堂, 2015
担当教員からのコメント:
西アフリカ・ニジェールを舞台に、進行する砂漠化の実態とそれを抑止するためのごみ活用による緑化の様子を報告しています。枯渇していく資源と増加する人口を背景に、日常的な紛争が頻発しています。これらの社会課題を解決する方策を人びとの暮らしのなかから見出した研究です。