The key of wealth; or, a new way , for improving of trade,:lawfull,easie, safe and effectuall


The key of wealth
Potter, William著?, 1650.
本書は匿名で出版されたが、著者ポッターの意図は、いかに商業の発展が商品の迅速な流通に依存するのかを示すことにあった。彼は商取引を迅速にするためには土地、家屋または顕著なる資本を担保にして振出される手形を流通させること、並びに自分の名前で発行する手形に責任を持つべき信用ある商人の会社を作ることが必要であると主張したのであった。流通資本の増加に着目し、新たなる要素を経済的論議の対象とした点において学説史上重視されている。
(社会科学系図書館(5-3-1845) 登録番号38387 昭和3年4月19日受入)
参考文献 : 南 諭造 「古版経済書管見」(神戸商大新聞 昭和10年3月20日号)